羽生3冠「三浦九段の一日も早い復帰を」
2017年1月5日19時29分 スポーツ報知
将棋の羽生善治3冠(46)が5日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた新春の恒例行事「指し初め式」に出席後、対局中のスマートフォン不正使用疑惑の渦中にいた三浦弘行九段(42)について「一日も早く三浦さんが復帰して、将棋界がいつも通りに戻ることを願っています」とコメントした。
昨年10月に不正疑惑が浮上した三浦九段については、年末の第三者委員会による調査結果で「不正行為の証拠なし」と発表され、将棋連盟が謝罪していた。
「指し初め式」は一年間の幸福や健闘を祈念し、一局の将棋を棋士や関係者らが一手ずつ指し継いでいく伝統行事。騒動発生以降、暗い空気に包まれていた将棋界だが、新年を迎えた棋士たちはそれぞれに明るい表情をこぼしていた。