風のように去りぬ
どうも。志乃です。
Twitterで、とあるベビーカーに関するツイートが回ってきました。そのことについて言及したところ、反響があったため、記事としてまとめておくことにしました。
宜しければお付き合いください。
(ツイートを埋め込むため、表示が遅れる場合があります。すみませんが少々お待ちください)
- 発端となったツイート
- 消去法でベビーカーが必須アイテムだった
- 赤ちゃんは重い。とても重い。そして、暴れる
- ベビーカー否定派だって鬼ではない
- マナーとは何なのか
- 好き好んでピリピリしている人っているのかな
- まとめ
- 追記 自分に厳しい人は他人にも厳しい
- 頂いた御意見を基に【反省文】を書きました
発端となったツイート
とある方が、初詣に訪れた際、次のような看板を目にしたそうです。
『ベビーカー利用自粛のお願い』
年末年始は境内混雑のためご入門をお断りする場合がございます。
その方はそれを見て、「何の落ち度もないママさんが、初詣に来てこれを見たらどう思うだろう」と、残念な気持ちになったそうで、松葉杖の人、車椅子の人、高齢者、視覚障害者も、全部遠慮しろということにはならないだろうかと、疑問を投げかけていらっしゃいました。
一方で、「混雑時は避ければいいだけだろう」、「ベビーカーを使わなければいい」、「抱っこをすればいい」という意見も目にしました。確かにそれも方法の一つだと、私は思います。
混雑時は危ないのは事実ですしね…。わたしは、この神社の対応を批判するつもりはありません。
消去法でベビーカーが必須アイテムだった
ここからは、冒頭のツイートの話題とは外れるのですが。
ベビーカーに対して「なくても何とかなるもの」という認識をしているなら間違いで、わたしの場合、産後で弱った体で5〜10キロの子どもを抱っこしながらデカくて重いマザーズバッグ持って移動することは物理的に不可能だった。
— 志乃 (@shinoegg) January 2, 2017
一人の時、あの看板見たら帰ってただろうなー…
— 志乃 (@shinoegg) January 2, 2017
「なるべく抱っこして育てたい」と思った結果、ボロボロになり接骨院に通う羽目に。
それでも世間の目を気にしてベビーカーを置いて外出したところ地獄をみました
赤ちゃんは重い。とても重い。そして、暴れる
毎度思うんだけど、赤ちゃんって見た目が小さくてフワフワしてるから軽く見えるんだよね。奴ら実際、かなりのヘビー級でずっと抱っこするのはパパでも辛い。ぬいぐるみ感覚で見ちゃうから、そのせいでベビーカーの重要性が分かりづらいんだと思う。
— 志乃 (@shinoegg) January 2, 2017
ベビーカー否定派だって鬼ではない
ベビーカー否定派の意見を見ると、意地悪っていうか真面目すぎて厳しい印象を受けることもあって、この人も1日赤ん坊を連れて外出したら考え変わるんだろうな〜って思うことが多い。
— 志乃 (@shinoegg) 2017年1月2日
ベビーカー否定派の人らだって鬼じゃあないと思うんだけども、知らない、経験がないがゆえの冷酷さに触れると、どうしたもんだか残念な気持ちになるね。
— 志乃 (@shinoegg) January 2, 2017
わたしみたいに「ベビーカーがなければ外出できない」って母子もたくさんいるんだと思う。必需品ってことが伝わりにくいって悲劇だね。
— 志乃 (@shinoegg) January 2, 2017
マナーとは何なのか
ベビーカー論争について語られる時、いつもセットになるのが「ベビーカー利用者のマナー」を問う意見。余裕がないためか、周りへの配慮がおろそかになってしまうお母さんも、もしかしたら沢山いるのかもしれない。
そりゃ、「最近の親はこんなんばっかりなのか」と、反感を買うこともありますよね。
一緒にしないで欲しいと、何度も思いました。が、マナー違反者に見えるお母さんも、外からは見えないだけで、何か事情があったのかもしれない。
それに、迷惑をかけて何とも思わない人間性をお持ちのお母さんも、世界のどこかに存在している以上、そこを否定してても仕方がない。
「マナーを守らない人間」には手厳しいのが日本社会。それが良い面もあれば悪い面もあると感じています。
携帯の電波に、心臓ペースメーカーへの影響力なんて本当はなかったように、本当は不要なマナーを厳しく守り、破った者を厳しく批判するケースもある。
マナーって、何なんでしょうね。
マナーとは、「相手を不快にさせないための心遣い」のことを言うんであって、「それを傘に相手を糾弾してもいい基準」ではない。本末転倒
— 志乃 (@shinoegg) January 2, 2017
そしてやっぱり「楽をするな」みたいな気持ちが根底にあるのかなあと邪推したりもして。日本人、疲れてると思う。
— 志乃 (@shinoegg) January 2, 2017
好き好んでピリピリしている人っているのかな
乳幼児を子育て中、わたしには本当に余裕がありませんでした。
毎日ひとりきりで、ギリギリの生活を送っていました。
世間様の迷惑にならないようにと、すり減った神経をさらに削っていました。
かと言って、子育て中ではない人たちに、余裕があるとは思えません。むしろ、余裕がある人を見つける方が難しい状況が続いています。
余裕ある者が、余裕のない者を助けるとするならば、今、みんなが余裕のない社会です。
そこに…この社会に、一体どうしたら余裕が生まれるのか、私はずっと考えています。
まとめ
- 赤ちゃんは見た目よりヘビー級に重いよ
暴れる繊細な米袋(5kg)のようなもの - ベビーカーは「なくても何とかなるもの」じゃない場合が多いよ
- あなただって別に、鬼じゃないよね?
正しさと厳しさ。厳しさと余裕のなさ。
余裕のなさは、その人自身のせいじゃないことも多くて。
だからさみんな、正月くらい、ゆっくり休もうね。
追記 自分に厳しい人は他人にも厳しい
こちらの記事を読んで、コメントを下さった方が。
確か志乃さんだったと思うんだけど、まだ独身の子供もいない人がベビーカーや妊婦やママさん叩きしちゃうと、その人がいつかそうなった時に本当に息苦しくなるって。厳しい目を向ける人は自分自身にもとても厳しいからと言ってて、自分にもあるけど自分に自分で呪いかけて、社会が息苦しくなるんだなと https://t.co/w4SDKWYOBG
— ちばちょごり (@chibachogori) 2017年1月2日
私ですね。ありがとうございます。
「いつか自分の番が来た時にしっぺ返しが来る」んで、自分にも他人にも厳しい人は思いっきり自分を甘やかしてほしいと思う。ただそう言うと「産む予定なんかない!」と主旨とは外れた所で反発が来るので今回は触れなかった。余裕があれば少子化も解消されるんだろうしさ
— 志乃 (@shinoegg) January 2, 2017
余裕さえ生まれたら、うまくいくことが沢山あるような気がします。
現場からは、以上です。
頂いた御意見を基に【反省文】を書きました
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