築地市場で初競り 大間産クロマグロ7,420万円 史上2番目の高値

01/05 11:49
豊洲市場への移転が延期となっている東京の築地市場で、5日朝早く、初競りが行われた。青森・大間産のクロマグロが、史上2番目の高値、7,420万円で競り落とされた。
午前5時すぎから行われた初競りで、最高値をつけたのは、青森・大間港で水揚げされた212kgのクロマグロで、すしチェーンの「すしざんまい」を展開する会社が、7,420万円で競り落とした。
この会社が最高値で落札するのは6年連続で、2013年の1億5,540万円に次ぐ、史上2番目の高値をつけた。
最高値で競り落とした喜代村の木村社長は「キロ...35万円! すごかった、いっぱい強豪がいて。いいマグロ手に入れたので、お客さんに早く食べていただきたいなって」と話した。
一方、このクロマグロを釣り上げたのは、青森・大間町の漁師・竹内正弘さん。
竹内さんが釣ったマグロが最高値をつけるのは、2年連続で5回目となる。
竹内さんは「しっぽに針が引っかかってきた。口に引っかかってきたんじゃない。珍しいね、なかなか」と話した。
競り落とされたクロマグロは早速、築地市場近くの店舗に運び込まれた。
競り落とされたマグロを見た人は、「わぁ、食いてぇ! 食いてぇなぁ」、「初めて見て、すごく大きくて、びっくりした」、「(7,420万円だが?)えええっ!! 高っ!!」などと話した。
「すしざんまい」では午後、競り落としたクロマグロを解体し、夕方には客にふるまう予定となっている。
土壌汚染問題で延期されている豊洲市場への移転は、早ければ次の冬に行われる見通しで、築地市場での初競りは、2017年こそが最後になる可能性もある。

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