インドネシア軍 オーストラリア軍との軍事協力停止
インドネシア軍は、隣国オーストラリアの軍との間で、合同演習などすべての軍事協力を停止したことを明らかにし、海洋進出を加速させる中国を念頭に連携を強化してきた両国の関係に、今後さらなる影響が出ることも予想されます。
インドネシア軍の報道官は、4日NHKの取材に対し、オーストラリア軍との合同演習や交流事業などすべての軍事協力を先月下旬から停止したことを明らかにしました。
報道官は、その理由について、「技術的な問題だ」と説明するにとどまり、詳細は明らかにしていませんが、インドネシアの地元紙は、軍の当局者の話として、オーストラリア軍の特殊部隊の教育施設でインドネシア軍やインドネシアの建国の理念を侮辱する教育が行われていたためだと伝えています。
インドネシアと隣国のオーストラリアは、海洋進出を加速させる中国を念頭に、軍事協力を通じた連携を強化してきましたが、今後両国の関係にさらなる影響が出ることも予想されます。
両国の関係をめぐっては、2013年にもオーストラリアの情報機関が、インドネシアの大統領など政府要人の電話の盗聴を試みていたという疑惑が持ち上がり、インドネシア政府が、情報当局どうしの情報交換や合同軍事演習を一時停止する事態が起きています。
報道官は、その理由について、「技術的な問題だ」と説明するにとどまり、詳細は明らかにしていませんが、インドネシアの地元紙は、軍の当局者の話として、オーストラリア軍の特殊部隊の教育施設でインドネシア軍やインドネシアの建国の理念を侮辱する教育が行われていたためだと伝えています。
インドネシアと隣国のオーストラリアは、海洋進出を加速させる中国を念頭に、軍事協力を通じた連携を強化してきましたが、今後両国の関係にさらなる影響が出ることも予想されます。
両国の関係をめぐっては、2013年にもオーストラリアの情報機関が、インドネシアの大統領など政府要人の電話の盗聴を試みていたという疑惑が持ち上がり、インドネシア政府が、情報当局どうしの情報交換や合同軍事演習を一時停止する事態が起きています。
豪国防相 指摘受け調査中
オーストラリアのペイン国防相は4日、声明を出し、「オーストラリア陸軍の語学教育の施設で使われている教材などについて、インドネシア側から懸念が示された」としたうえで、現在、内部調査を行っていて、まもなく結果が出る見通しであることを明らかにしました。
そして「インドネシアとは合同訓練などを通じて軍どうしの強固な関係の構築を進めている。できるだけ早く完全な協力関係に戻れるよう対応していく」として、関係改善に努める考えを強調しました。
そして「インドネシアとは合同訓練などを通じて軍どうしの強固な関係の構築を進めている。できるだけ早く完全な協力関係に戻れるよう対応していく」として、関係改善に努める考えを強調しました。