2016年のまとめ & サンフランシスコ移住のご報告
あけましておめでとうございます。気がつくと2016年は1件もブログを書いていなかったので、1年間のまとめとタイトルにあるサンフランシスコへの移住の報告を兼ねて記録しておく。
2016年のまとめ
書籍「Selenium実践入門」の出版
Amazonで伊藤 望, 戸田 広, 沖田 邦夫, 宮田 淳平, 長谷川 淳, 清水 直樹, Vishal BanthiaのSelenium実践入門 ―― 自動化による継続的なブラウザテスト (WEB+DB PRESS plus)。アマ…amzn.asia
出版は2016年2月なのでもう1年近く前の話になってしまったが、共著で本を出版した。前職の DeNA に新卒で入社した際、最初に配属された SWET (Software Engineer in Test) という部署での実績・ノウハウに関して「実践的な運用」というパートで書かせていただいた。
右も左もわからない状態で新卒配属された SWET で、まさか本に書けるほどの経験ができるとは思っていなかった。2015年の前半から着手して、なんだかんだ1年ほど執筆に関わっていたので大変な作業だった。しかし本を書くという作業は初めての体験の連続で、また共著ということもあり出版社の方だけでなく共著者の方々と連携して本を作り上げていったので、とても良い経験になった。最近は本に書けるほど尖った技術には触れられていないので、今年は「本に書けるレベルの技術を身につけられているか」という問いかけを日々の業務や勉強の中で意識していこうと思う。
ちなみに技術評論社さんのサイトでは電子版も購入可能。
メルカリへの転職
5月に DeNA を退社し、メルカリに転職した。職種はサーバサイドのソフトウェアエンジニアで、iOS/Android アプリから叩く API やカスタマーサポート用のツールを開発していている。
DeNA では超一流のエンジニアに囲まれて大規模システム開発に携われたり、グループ企業のスタートアップに出向し爆発的なユーザ増加を目の当たりにして負荷対策に奔走したりと、とても貴重な経験ができた。ここまで技術的にエキサイティングで成長できる環境は滅多にないと思う。
そんな恵まれた環境から転職しようと考えた理由は、シリコンバレーや海外に向けたサービス開発にチャレンジしたかったからというのが大きい。自分も29歳という年齢になって、「海外にチャレンジしないまま30歳を迎えるのはまずい」という根拠のない危機感が大きくなってきて、最終的に転職する道を選んだ。開発人員の9割を米国にフォーカスしているメルカリでは、例に漏れず自分も入社当日に US 事業へのアサインを言い渡され、思う存分メルカリの世界展開にチャレンジさせてもらえている。
サンフランシスコへの移住
最近直接お会いした人には報告していたが、この1月からサンフランシスコに移住して働くことになった。勤務先はメルカリのアメリカ現地法人に出向という形。どれぐらいの期間日本を離れることになるのかは全くの未定。
2010年の頭、当時大学の学部3年生だった自分は就職活動の中で偶然が重なり、急遽 Mountain View の Google 本社にお邪魔することになった。そこでシリコンバレーで活躍する多くの方々とお会いする中で、「自分もシリコンバレーで活躍して、Google のようなプロダクトを作りたい」と決意したことをよく覚えている。
その決意から7年もかかってしまったが、ようやくスタートラインにたどり着いた。ここからも全力疾走して、Google に引けを取らないようなプロダクトを作っていきたい。
同業種の人は何かとサンフランシスコに訪れる機会も多いと思うので、その際は是非ご連絡を。本場の美味しいステーキでおもてなしします。