慰安婦問題解決求める集会が25周年 被害者の銅像公開=韓国

【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)がソウルの日本大使館前で4日、今年最初で通算1264回目となる「水曜集会」を開いた。

 集会は慰安婦問題の解決を求めて1992年1月8日に初開催され、今年で25周年を迎えた。25年間、毎週水曜日の正午に行われた。

 今回の集会では、慰安婦被害者の金福童(キム・ボクドン)さんと吉元玉(キル・ウォンオク)さんの銅像が公開された。像は大使館前に設置されている慰安婦被害者を象徴する少女像を製作した彫刻家夫妻のキム・ソギョンさんとキム・ウンソンさんが手がけた。仕上げ作業を行った後、4~5月ごろに「戦争と女性の人権博物館」(ソウル市麻浦区)に設置する計画だ。

 ウンソンさんは「傷を克服し、世界を回りながら平和のために努力するおばあさんたちのために何ができるのか考え、プレゼントがしたくて笑顔のおばあさんたちの姿を作った」と話した。

 像を見て喜んだ金福童さんはマイクを握り「大統領がうそをついて退陣しないのを見ていると悔しい」と述べ、朴槿恵(パク・クネ)政権が2015年末、慰安婦問題で日本政府と合意したことを批判した。

 集会に参加した最大野党「共に民主党」の洪翼杓(ホン・イクピョ)国会議員は「今年必ず政権交代を実現し、慰安婦合意を破棄して水曜集会を開かなくても良いようにしたい」と述べた。

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