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新・社学

☆新しくなった関西学院大学社会学部の新しい学部長が、どこがどう新しいのかを綴る日誌。
 https://retrip.jp/articles/4970/
・ヤフー・ニュース「個人」にて、つぶやき中。 http://bylines.news.yahoo.co.jp/nanbakoji/

2017-01-05 新書百選

[]新書百選 17:33


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徐々に本格稼動。もっと急ぎの仕事があるのだが、

今日はなぜかシラバス書きのモードに入り、もろもろの思惑もあって

2010年代に出された新書のうち、社会学部メディアコミュニケーション学のゼミに入ろうとしている学生の基礎教育に使えそうなもの100選!」

みたいな企画を自分の中で勝手に立ち上げてみた。

もちろんゼロ年代に出版されたものの中にも

指定に値する本はたくさんあるのだが

まぁそこはバッサリどこかで線を引く必要があるので…

(他人に厳しく自分に甘いので、一番下にはゼロ年代の自著も挙げてあります)


新書には、時評的な要素も求められるわけだし。

ミレニアムズというか、もうそろそろ21世紀生れの大学生たちも登場することだし。

通信関連の領域だとかは、もう3年あれば情報的には古くなるしなぁ。

また、いいルポルタージュも新書にはたくさんあるのだが、それらもバッサリ。

社会学的であるとか、学生が関心領域に入っていくときの糸口になりそうなものを。

(と言いながら、こちらの個人的興味や好悪がかなり色濃く出てしまってるけど)

あと、やはり大学生相手なので、若者論や就活関係が増えてくる。

結果、100選といいながら、100をはるかに超えてしまっている。


見落としや間違いもいろいろあるだろうから、ここから200選くらいにしていきたい。

本当は選書類も含めたいところだが、もう本の形状で強引に選んでみる。

(携書というのは、サイズは新書なので包含)

最初の20冊くらいが、もろもろの意味で適切かなぁと、まずは「推し」なのだが。

明日からは事務室も開くし、本格稼動と言うことで。


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橋元良明『メディアと日本人:変わりゆく日常』岩波新書2011年

山口誠『ニッポンの海外旅行:若者と観光メディアの50年史』ちくま新書、2010年

松田美佐『うわさとは何か:ネットで変容する「最も古いメディア」』中公新書2014年

山本昭宏『核と日本人:ヒロシマゴジラフクシマ中公新書2015年

輪島裕介『踊る昭和歌謡:リズムからみる大衆音楽NHK出版新書、2015年

永井良和南沙織がいたころ』朝日新書2011年

筒井淳也『結婚と家族のこれから:共働き社会の限界』光文社新書2016年

山田昌弘『モテる構造:男と女の社会学ちくま新書2016年

阿部真大『地方にこもる若者たち:都会と田舎の間に出現した新しい社会』朝日新書、2013年

好井裕明『違和感から始まる社会学:日常性のフィールドワークへの招待』光文社新書2014年

北条かやキャバ嬢社会学星海社新書、2014年

鈴木翔『教室内(スクール)カースト光文社新書、2012年

鈴木弘輝『生きる希望を忘れた若者たち講談社現代新書、2012年

橋本健二『階級都市:格差が街を侵食する』ちくま新書2011年

阿部彩『弱者の居場所がない社会:貧困・格差と社会的包摂講談社現代新書2011年

新雅史『商店街はなぜ滅びるのか:社会・政治・経済史から探る再生の道』光文社新書、2012年

本田由紀『もじれる社会:戦後日本型循環モデルを超えて』ちくま新書2014年

古市憲寿『希望難民ご一行様:ピースボートと「承認の共同体」幻想』光文社新書、2010年

森真一『友だちは永遠じゃない:社会学でつながりを考える』ちくまプリマー新書2014年

牟田和恵『部長、その恋愛はセクハラです!』集英社新書、2013年


新雅史『「東洋の魔女」論』イースト新書、2013年

筒井淳也『仕事と家族:日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』中公新書2015年

北条かや『整形した女は幸せになっているのか』星海社新書、2015年

古市憲寿古市くん、社会学を学び直しなさい!!』光文社新書2016年

廣末登『ヤクザになる理由』新潮新書2016年

岩本茂樹『先生のホンネ:評価、生活・受験指導』光文社新書、2010年

山下祐介『地方消滅の罠:「増田レポート」と人口減少社会の正体』ちくま新書2014年

山下祐介『限界集落の真実:過疎の村は消えるのか?』ちくま新書、2012年

盛山和夫社会保障経済を強くする:少子高齢社会の成長戦略』光文社新書2015年

盛山和夫経済成長は可能か:少子化と財政難を克服する条件』中公新書2011年

木村忠正『デジタルネイティブの時代:なぜメールせずに「つぶやく」のか』平凡社新書、2012年

松本慧祐『グーグルマップ社会学:ググられる地図の正体』光文社新書2016年

荻上チキ『検証 東日本大震災の流言・デマ』光文社新書2011年

関谷直也『風評被害:そのメカニズムを考える』光文社新書2011年

安田雪『「つながり」を突き止めろ:入門!ネットワークサイエンス光文社新書、2010年

長澤秀行編『メディアの苦悩:28人の証言』光文社新書2014年

ふるまいよしこ『中国メディア戦争:ネット・中産階級・巨大企業』NHK出版新書、2016年

さやわか『僕たちとアイドルの時代』星海社新書、2015年

さやわか『一〇年代文化論』星海社新書、2014年

さやわか『僕たちのゲーム史』星海社新書、2012年

さやわか文学としてのドラゴンクエスト:日本とドラクエの30年史』コア新書、2016年

川上量生『鈴木さんにも分かるネットの未来』岩波新書2015年

酒井亨『アニメが地方を救う!?:「聖地巡礼」の経済効果を考える』ワニブックス|PLUS|新書、2016年

波戸岡景太ラノベのなかの現代社会:ポップ/ぼっち/ノスタルジア講談社現代新書、2013年

前島賢セカイ系とは何か:ポスト・エヴァオタク史』ソフトバンク新書、2010年

輪島裕介『創られた「日本の心」神話:「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』光文社新書、2010年

渡辺裕『歌う国民:唱歌校歌うたごえ中公新書、2010年

三浦文夫『少女時代と日本の音楽生態系日経プレミアシリーズ、2012年

矢野利裕『ジャニーズと日本』講談社現代新書2016年

柴那典『ヒットの崩壊』講談社現代新書2016年

宇野維正『1998年の宇多田ヒカル新潮新書2016年

酒井順子ユーミンの罪』講談社現代新書、2013年

安西信一ももクロ美学:〈わけのわからなさ〉の秘密』廣済堂新書、2013年

太田省一SMAPと平成ニッポン』光文社新書2016年

太田省一『芸人最強社会ニッポン』朝日新書2016年

津堅信之『日本のアニメは何がすごいのか:世界が惹かれた理由』祥伝社新書2014年

日本映画専門チャンネル『「踊る大捜査線」は日本映画の何を変えたのか』幻冬舎新書、2010年

吉野嘉高『フジテレビはなぜ凋落したのか』新潮新書2016年

中川右介『月9:101のラブストーリー』幻冬舎新書2016年

近藤正高タモリと戦後ニッポン』講談社現代新書2015年

砂川浩慶『安倍官邸とテレビ』集英社新書2016年

ラリー遠田『なぜ、トンネルズとダウンタウンは仲が悪いといわれるのか?』コア新書、2015年

佐藤智恵『テレビの秘密』新潮新書2015年

水島宏明『内側から見たテレビ:やらせ・捏造情報操作の構造』朝日新書2014年

高木徹『国際メディア情報戦講談社現代新書2014年

中野雅至『テレビコメンテーター:「批判だけするエラい人」の正体』中公新書ラクレ、2013年

川本耕次ポルノ雑誌の昭和史ちくま新書2011年

酒井順子オリーブの罠』講談社現代新書2014年

荻上チキ『セックスメディア30年史:欲望の革命児たち』ちくま新書2011年

辻田真佐憲『たのしいプロパガンダ』イースト新書、2015年

本間龍『原発プロパガンダ岩波新書2016年

三浦展東京は郊外から消えていく!:首都圏高齢化・未婚化・空き家地図』光文社新書、2012年

中沢明子埼玉化する日本』イースト新書、2014年

中沢明子古市憲寿『遠足型消費の時代:なぜ妻はコストコに行きたがるのか?』朝日新書2011年

中川大地『東京スカイツリー論』光文社新書、2012年

有馬哲夫『ディズニーランドの秘密』新潮新書2011年

速水健朗『都市と消費とディズニーの夢:ショッピングモーライゼーションの時代』角川oneテーマ21、2012年

吉見俊哉『夢の原子力:Atoms for Dream』ちくま新書、2012年

吉見俊哉テッサモーリス-スズキ天皇アメリカ集英社新書、2010年

山本桂子『ブスがなくなる日:「見た目格差」社会に生きる男と女』主婦の友新書、2011年

中野香織『モードとエロスと資本』集英社新書、2010年

田崎健太『電通FIFAサッカーに群がる男たち』光文社新書2016年

森真一『「お客様」がやかましい』ちくまプリマー新書、2010年

ヨコタ村上孝之『金髪神話の研究:男はなぜブロンドに憧れるのか』平凡社新書2011年

岩村暢子『日本人には二種類いる:1960年断層新潮新書、2013年

杉浦由美子バブル女は「死ねばいい」:婚活アラフォー(笑)』光文社新書、2010年

杉浦由美子『女子校力』PHP新書、2013年

杉浦由美子『20代女性がセックスしてない:彼女たちはなぜ男に求められない?』角川oneテーマ212011年

杉浦由美子『ママの世界はいつも戦争 』ベスト新書、2013年

速水健朗ラーメン愛国講談社現代新書2011年

伊東ひとみ『キラキラネームの大研究』新潮新書2015年

牛窪惠『恋愛しない若者たちコンビニ化する性とコスパ化する結婚』ディスカヴァー携書、2015年

久我尚子『若者は本当にお金がないのか?:統計データが語る意外な事実』光文社新書2014年

長山靖生『若者はなぜ「決めつける」のか』ちくま新書2015年

原田曜平『近頃の若者はなぜダメなのか:携帯世代と「新村社会」』光文社新書、2010年

原田曜平『さとり世代:盗んだバイクで走りださない若者たち角川oneテーマ21、2013年

原田曜平『ママっ子男子とバブルママ』PHP新書2016年

原田曜平『新・オタク経済朝日新書2015年

原田曜平『パリピ経済:パーティーピープルが市場を動かす』新潮新書2016年

原田曜平『ヤンキー経済:消費の主役・新保守層の正体』幻冬舎新書2014年

藤本耕平『つくし世代:「新しい若者」の価値観を読む』光文社新書2015年

鍋田恭孝『子どものまま中年化する若者たち:根拠なき万能感とあきらめの心理』幻冬舎新書2015年

海老原嗣生お祈りメール来た、日本死ね:「日本型一括採用」を考える』文春新書2016年

山田昌弘白河桃子『「婚活」症候群』ディスカヴァー携書、2013年

白河桃子格付けしあう女たち:女子カーストの実態』ポプラ新書、2013年

山本直人世代論のワナ』新潮新書

西田亮介『マーケティング化する民主主義』イースト新書、2016年

西田亮介『無業社会:働くことが出来ない若者たちの未来』朝日新書2014年

今野晴貴ブラック企業:日本を食いつぶす妖怪文春新書、2012年

今野晴貴『ブラックバイト:学生が危ない』岩波新書2016年

宮本みち子『若者が無縁化する:仕事・福祉・コミュニティでつなぐ』ちくま新書、2012年

大野奈穂子ほか『高学歴女子の貧困:女子は学歴で「幸せ」になれるか?』光文社新書2014年

藤田孝典貧困世代:社会の監獄に閉じ込められた若者たち講談社現新書、2016年

藤田孝典『下流老人:一億層老後崩壊の衝撃』朝日新書2015年

雨宮処凛ほか『下流中年:一億層貧困化の行方』SB新書、2016年

加藤久和『世代間格差:人口減少社会を問いなおす』ちくま新書2011年

橘木俊詔・参鍋篤司『世襲格差社会:機会は不平等なのか』中公新書2016年

橘木俊詔・迫田さやか『夫婦格差社会二極化する結婚のかたち』中公新書、2013年

橘木俊詔『日本の教育格差』岩波新書、2010年

森岡孝二『雇用身分社会』岩波新書2015年

森岡孝二『就職とは何か:〈まともな働き方〉の条件』岩波新書2011年

濱口桂一郎『日本の雇用と中高年』ちくま新書2014年

濱口桂一郎『働く女子の運命』文春新書2015年

濱口桂一郎『若者と労働:「入社」の仕組みから解きほぐす』中公新書ラクレ、2013年

竹信三恵子家事労働ハラスメント:生きづらさの根にあるもの』岩波新書、2013年

児美川孝一郎『夢があふれる社会に希望はあるか』ベスト新書、2016年

岸本裕紀子『感情労働シンドロームPHP新書、2012年

常見陽平『「就活志向」の研究:なぜ若者は会社にしがみつくのか』角川oneテーマ21、2013年

常見陽平『「意識高い系」という病:ソーシャル時代にはびこるバカヤロー』ベスト新書、2012年

石渡嶺司『就活のしきたり』PHP新書、2010年

最相葉月『ナグネ:中国朝鮮族の友と日本』岩波新書2015年

田中宏在日外国人・第三版:法の壁、心の溝』岩波新書、2013年

安田浩一朴順梨韓国のホンネ:市井の若者から、“韓国ネトウヨ”まで』竹書房新書、2013年

山下英愛『女たちの韓流韓国ドラマを読み解く』岩波新書、2013年

池内敏『竹島:もうひとつの日韓関係史』中公新書2016年

テッサモーリス-スズキ北朝鮮で考えたこと』集英社新書、2012年


難波功士『創刊の社会史』ちくま新書、2009年

難波功士『ヤンキー進化論:不良文化はなぜ強い』光文社新書、2009年

難波功士『人はなぜ〈上京〉するのか』日経プレミアシリーズ、2012 年

難波功士大二病:「評価」から逃げる若者たち双葉新書2014年

難波功士『「就活」の社会史:大学は出たけれど』祥伝社新書2014年