今回は春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)です。
なんか良い感じだけど、駘蕩はわからないな。
駘蕩は、のびのびとさえぎるものが無い様、春の、のんびりした情景の感じ、などを意味します。
駘は?
はずれる、おろか、ノロい、なんて意味です。
蕩は?
落ち着かない、ゆれうごく、しまりがない、放蕩息子の蕩ですからね。
そこから、春のさわやかな感じは出てこないでしょ。
出てきません、擬態語(ぎたいご)なんです。
擬態語って、なんとなくそれっぽい言葉?ギラギラ、とか、つるつるとか。そうか、中国だと、ひらがなとかないし、全部漢字だから、擬態語も漢字なのか、日本人としては意味を漢字から求めちゃうよね。
そうですね、わかります。で、春風駘蕩は、春の穏やかな様子、そこから転じて、温和で、のんびりとした人柄も指します。
なるほどね、そこまで、のんびりしている性格って果たしていいのだろうか。
駘蕩は、中国の古い詩などにも出てきます、しかし、
出典はわかりません。