官房長官 プサン少女像 早期撤去を要求

官房長官 プサン少女像 早期撤去を要求
k10010829651_201701051405_201701051406.mp4
菅官房長官は記者会見で、韓国プサン(釜山)の日本総領事館の前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことについて、極めて遺憾であり、国際条約の規定も侵害するものだとして、早期に撤去するよう韓国政府などに強く求めていく考えを示しました。
この中で、菅官房長官は、韓国プサンの日本総領事館の前に学生などで作る団体が慰安婦問題を象徴する少女像を設置したことについて、「おととしの日韓合意では、慰安婦問題を最終的、不可逆的に解決することを両国で確認しており、少女像の設置は極めて遺憾だ。日韓関係に好ましくない影響を与えるとともに、ウィーン条約に規定する領事機関の威厳等も侵害するものだ」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「政府としては早急に撤去するように、引き続き韓国政府や関係自治体に強く申し入れをしていきたい。両国が合意した日韓合意を責任を持って実施することが極めて重要であり、韓国側に対し、少女像の問題も含めて合意の着実な実施を求めていく」と述べました。