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 トルコ・イスタンブールの高級ナイトクラブで男が銃を乱射し、外国人観光客ら39人が死亡した事件で、トルコのカイナク副首相は5日、逃走中の容疑者は「ウイグル人の可能性がある」と述べた。地元メディアなどが伝えた。

 カイナク氏は地元テレビ局の取材に、容疑者は単独で銃撃を実行したとの見方を示しつつ、協力者がいた疑いも指摘。海外に逃亡した可能性は低いとして、国内の捜索で容疑者を確保したいとした。

 男は昨年11月、中央アジアのキルギスから家族でトルコに入国したと伝えられているが、カイナク氏は国籍などには言及していない。今回の事件では、過激派組織「イスラム国」(IS)がIS戦闘員の犯行と認める声明を出している。(エルサレム=渡辺丘)