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杭州のアニメ企業が日本に「漫画家村」設置

人民網日本語版 2016年12月21日09:56

孫悟空(ドラゴンボール)、桜木花道(スラムダンク)、星矢(聖闘士星矢)、モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)、うずまきナルト(NARUTO -ナルト-」)、越前リョーマ(テニスの王子様)などのアニメキャラクターを知っている人も多いだろう。これら人気アニメの正規版を、中国でも見ることができるのは、浙江省杭州市にある企業「翻翻動漫」が陰で大きな役割を果たしてくれているからだ。同社はこれらアニメの版権取得を一手に引き受けている。杭州日報が報じた。

多くの漫画家や編集者が集まる杭州の漫画産業が最近、日本進出を果たした。中国国際動漫節組織委員会と翻翻動漫が主催して開催される漫画コンクール「新星杯」が今年で10周年を迎えたのを機に、東京でこのほど特別展が開催され、良築良作「中国漫画家村」日本村設立が発表されたのだ。これにより、杭州の漫画産業の海外進出は、また大きな一歩を踏み出した。

「中国漫画家村」日本村設立

「中国漫画家村」の日本村が設立されたことで、同村に「入村」する中国人のビザや就職の問題を解決できるだけでなく、それらの人に質の高い創作スペースと生活環境を提供することができ、プロの漫画編集者と漫画家が共に創作を手掛け、整った創作生態圏を構築することにつながる。杭州の漫画産業の中心的存在でもある「翻翻動漫」が杭州を中心として実施する世界進出戦略において、日本村の設立は初の成果で、今後は韓国のソウルやフランスのパリにも支部を設置する計画だ。

日本の大手出版社・集英社の業務は、漫画、小説、ファッション、娯楽など多岐にわたり、発行する「週刊少年ジャンプ」は日本の漫画史の発展において代表的な存在だ。そんな集英社が海外でサポートする唯一の漫画コンクールである「新星杯」では、毎回、中国国内外の漫画、クリエイティブなどの分野の実力者が審査委員を務め、優秀作品、新人漫画家の誕生などをサポートしてきた。同コンクールが創設されて以降、応募作品はこれまでに1万作以上を数え、米沙や巴布など、優秀な中国人漫画家50人以上を輩出。中国人漫画家7人は日本でも作品を発表している。また、受賞作品は292作に達し、うち19作が「集英社賞」を獲得し、5作がジャンプシリーズに掲載された。


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