脱「迷駅」…名古屋駅、複雑乗り換え解消へ整備

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 2027年のリニア中央新幹線開業に向けた名古屋市の名古屋駅再開発計画に合わせ、JR東海は「タワーズガーデン」の撤去に応じる方針を決めた。

 同社幹部が読売新聞の取材に明らかにした。市は跡地に、乗り換えの利便性を高める広場「ターミナルスクエア」の整備を目指す。同社の決定により、「迷駅」とやゆされる名古屋駅の複雑な乗り換えの解消に向けた調整が加速する。

 タワーズガーデンは、名鉄名古屋駅の北改札口から階段を上った中2階のコンクリート製の構造物。JR東海が2000年3月、超高層ビル「JRセントラルタワーズ」に隣接する約3000平方メートルに整備した。屋外型のステージを備え、薪能の上演やコンサートなどにも使われてきた。