ニューヨークで列車脱線 104人けが

ニューヨークで列車脱線 104人けが
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アメリカ、ニューヨークの駅で多くの通勤客を乗せた列車が脱線し、100人余りがけがをしました。大けがをした人は少ないとみられますが、ニューヨークの周辺では脱線事故が相次いでいて、NTSB=国家運輸安全委員会が原因を調べることにしています。
ニューヨーク、ブルックリンにあるアトランティック・ターミナル駅で、4日午前8時20分ごろ(日本時間の4日午後10時20分ごろ)、列車が車止めを越えて脱線し、消防によりますと、乗客など104人がけがをしました。

大けがをした人は少ないとみられるということです。

ニューヨークにある日本総領事館は、今のところ日本人が巻き込まれたという情報はなく、確認を進めているとしています。

事故のあった駅は郊外からの路線の終着駅で、地下鉄に乗り換えてマンハッタンに向かう人が多く利用し、当時、列車には多くの通勤客が乗っていたということです。

列車は先頭の車両が車止めを乗り越え、ガラスが割れていて、NTSB=国家運輸安全委員会は現場に調査官を派遣して原因を調べることにしています。

乗客の1人は、「最初はテロかと思い、みんなあわてていました。事故が相次いでいるので、列車に乗るのが怖いです」と話していました。

ニューヨークの周辺では、去年9月、隣のニュージャージー州の駅で列車が脱線して駅舎に突っ込み1人が死亡、日本人1人を含む114人がけがをしたほか、10月にも近郊を走る列車が脱線し、およそ30人がけがをするなど脱線事故が相次いでいます。