夫婦間のストレスが原因で衝動買いが止められない人に捧げる言葉
夫婦として連れ添うと、トラブルの元になりやすいのがお金の問題。
家や車のローン、子供の学費、老後の資金などとにかく、40~60代くらいまでは人生で最もお金のかかる時期だよね。
子育てに疲れたお母さん。
上司と部下の狭間で揉まれてストレスまみれのお父さん。
お互いに抱える問題もその大きさも違うので、主張したいこともバラバラになってしまいついついケンカ。
特別、仲が悪いわけではないけれども理解し合えない時期があると、どうしてもストレスのはけ口を無意識に探してしまう。
時に、そういった子育てや夫婦間のストレスを発散するかのように衝動買いをしてしまう主婦もいるようです。
何故かストレスが溜まって衝動買いしてしまうのって、女性に多いんだよ。
男ってあまり衝動買いしないから。
昔は、家の中でのお父さんの仕事とお母さんの仕事って分かれていたもんだが、最近ではイクメン(育児パパ)が増えてきているように、家事全般が夫婦間での役割分担対象になっているので、父の背中を見てきた若いパパたちの中には、何で俺が家の中のことをやらないかんのや!と心の中でひっそりと愚痴りながら動いていることもあるらしい。
まぁ、お母さんも今や共働きで家計をやり繰りするんだから、「お前(お父さん)も家事せぇよ!」って言いたくなるか。。。
この辺り、なんか昔の日本人の庶民の家庭スタイル(お父さんは外で働く、お母さんが家を守る)が根強く脳を刺激してしまうので困ったもんです。
ぶっちゃけ、お互いに”わりきり”が出来ないんだよなぁ、今の時代では。
というか、お父さんの稼ぎだけでは生活できない世の中、日本ってどうよ??
それが一番問題だよな。
独り言だが、イクメンってテレビで言い過ぎだよ!
って発言しちゃうと、お母さんたちに叩かれそうだな。
それはさておき、そういう事も含めたストレスが引き起こす衝動買いってお金の絡むことなもんで、さらに夫婦間のケンカの火種にもなっちゃうわけです。
「お前は何でそんな無駄使いするんだよ!!」って言われるだろ?
最悪の場合は、衝動買いするお母さんへの信用を完璧に失くしてしまうお父さんが続出するとか。
これはマズイですよ。
何とかして衝動買いを止めないとね。
でも、止められない。
どうしよう。
助けて!
という人へ、私はとある言葉を最後に捧げよう。
衝動買いは『悪』なのか?
ところで、あなたは「衝動買い」って悪い事だと思いますか?
それとも、別に悪くないって思いますか?
世間一般的なイメージでは『悪』だという感じがするけれど、私個人的には一方向でしか見てない人の意見だと思うのです。
結局は、買い物は計画的なものでも衝動的なものでも「買う」という行動に変わりはないでしょ?
スーパー行って「今日は大根がセールで安いやん!! 買っとこう!」
これも衝動買いやん(笑)
でも、これを『悪』だと言う人は少ない。
ところが「この服かわいい!欲しい!買っとこう!」
これは『悪』になる。
何が違うんや??
あなたは気づいていますか?
何となく・・・はダメやで。
「良い買い物」と「悪い買い物」
入念に計画した買い物も衝動的に買ったものも、その購入するという行動の後が大事だ。
結局、買い物の良し悪しを決めているのは、満足度だよね。
買って良かった~!!と思えれば、良い買い物。
失敗したぁ!と思ったら悪い買い物。
大金を使うか小金を使うかではない。
もしも、夫婦間のストレスでついつい衝動買いをしたとしても、買ったものに対する満足感があって、ストレスが軽減されるのであればその衝動買いは「良い買い物」になるわけです。
少なくとも、ストレスを抱えたお母さんの気持ちを少しでも楽にしているから。
自分で「良い衝動買い」をしたと思えるならば、とりあえずはわざわざ旦那さんに報告する必要もあるまい。
問題は、衝動買いしてしまった自分を後悔する場合だ。
それは止めないとダメだ。
無駄金を使うとはこういうことを言う。
拍車をかけるように、衝動買いをしたことがさらなるストレスとなってのしかかってくるからヤバい。
この場合こそ、夫婦間のストレスを少しでも軽減できるように打開策を練り、実行しないと手遅れになってしまうのではないか。
買い物は誰かの生活を支えている
夫婦間のストレス解消を考える前に、衝動買いをしてしまったという後悔を少しでも楽にするための思考回路を持っておくことも大事だと思う。
というか、本質的にはお金を使うという行為は、誰かの生活を支えているということになるよね。
何かもう、みんな節約節約、貯金貯金と言ってお金をできるだけ使わないようにしようって風潮が強いけど「お金は天下の周りもの」なんだよ。
お気楽な事言ってんじゃないよ!って叩かれても、実際そうだから。
みーんなが、お金を使わない世の中が進んだ先にあるのがデフレでしょ。
誰もがお金を使わないと商品が売れない、売れないから単価を安くする。
すると、企業の売り上げ、業績も悪化するから従業員の給料も下がる。
給料が下がるから、もっとお金を使わないようにしようってなる。
これがデフレスパイラルだわ。
やっぱり、適度に使わないと世の中が回らないんです。
時にはちょっと高級なお店で美味しいものを食べたり、旅行に行ったり、家電製品を買ったりしないとダメなんだよ。
1皿100円の回転すしのチェーン店が、1皿90円に値下げします!なんて聞いたこともあるけど、ぶっちゃけた本音は「100円でも食いに行くって!!」と私は思いました。
そこまで熾烈な価格競争をする必要はないでしょ。
110円でも150円でも美味しい店に行くから。
ということは、あなたがしてしまった衝動買いで払ったお金は、お店の従業員、商品製造会社の従業員、あるいは配達員にまで分配されていき、彼らの生活を支えているということになるんです。
お金を使うこと自体は『悪』ではないのだ。
使い方を間違えて、自滅した時が『悪』になる。
夫婦間のストレスは厚かましいほどの「してやった」感をぶつけ解消しろ!
これは、あくまでも私の男サイドからお母さんたちに捧げる夫婦間のストレス解消の欲求です。
夫婦間のもめ事って、どちらかが折れないと解決しないことって多い。
相手を思いやる気持ちはもちろん大事だよ。
だけど、喧嘩中とかムカついている最中に「思いやり」を持てって言われても無理だから。
でしょ?
なので本気のケンカの真っ最中は別として、恩を売りまくってください。
面倒だけど、男って優しくしてもらったら嬉しくて「お返ししなきゃ」って思うもん。
例えば、食事の時に「お父さんだけ」みたいな小鉢1品をあげるとか、出張で着る服を前日までに用意してあげておくとか、食後にコーヒーを淹れてあげるとか何でもええねん。
そして、必ず「○○しといたよ」とか一言を聞こえるように言う。
まちがっても「○○したったで」はダメ。
やったった感モロ出しはあかんのです。
ジワリと心に突き刺すのだ。
男っていつまで経っても子供って言うでしょ。
これホントだから(笑)
すると、男は意識するようになる。
あぁ、ようしてもらってるから感謝せなって。
それでも「当たり前」と思う男は本当のクソだけどね。
夫婦は持ちつ持たれつなんやからって、私が偉そうに言える立場ではないけどね(汗)
とにかく、厚かましいほどに細かいことの「してやった」攻撃をすると、男(旦那)もあなたのことを想い、なんだかトラブルも少なくなるだろうよ。
お金の問題そのものは、夫婦間が仲良しだろうが悪かろうが根本的に解消するわけではない。
仲良くなったからって、稼ぎが増えるわけないからね。
一緒にどうするかを考える時間を持つことが大事なんやから。