翁長知事「辺野古に新基地造らせない」計画阻止へ決意

翁長知事「辺野古に新基地造らせない」計画阻止へ決意
アメリカ軍普天間基地の移設計画について沖縄県の翁長知事は年頭のあいさつで、「今後も辺野古に新基地を造らせないことを県政の柱とする」と述べ、知事が持つ権限を使って移設計画の阻止を目指す決意を改めて示しました。
翁長知事は仕事始めにあたって県庁の庁内放送で職員に向けた年頭のあいさつを行いました。この中では、去年、アメリカ軍の軍属の男が会社員の女性を殺害したなどとして逮捕・起訴された事件や、オスプレイが名護市の浅瀬で大破した事故などに触れ、「県民の安全安心な生活を脅かす状況が今なお続いており、沖縄の過重な基地負担の軽減にはほど遠い状況にある」と述べました。

そのうえで、普天間基地の移設計画について「今後も辺野古に新基地を造らせないことを県政の柱とし、県の有するあらゆる手法を用いて取り組む」と述べ、知事が持つ権限を使って移設計画の阻止を目指す決意を改めて示しました。