レノボのVRヘッドセットは安価で2眼カメラ搭載&高精細、Windows Holographic対応。400ドル以下で今年発売
時は戦国、VR二年
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ラスベガスで開幕直前の家電・ITイベント CES 2017より。Lenovoが開発中の仮想現実ヘッドセットを公開しました。
レノボのVRヘッドセットは、Windows 10のVR / MR(複合現実)環境 Windows Holographic に対応するPC接続製品。
特徴は外側のデュアルカメラにより、VR空間を歩き回れるルームスケールVRに外部の固定センサ不要で対応すること。価格は他社が販売中のPC用VRヘッドセットよりも安い400ドル以下を想定しています。
Gallery: Lenovo VRヘッドセット試作機 | 16 Photos
PC接続タイプのVRヘッドセットといえば、VR再興の立役者であるOculus の Oculus Rift や、HTC / Valve のHTC Vive が昨年の「VR元年」から一般向けに販売中です。
同梱コントローラや部屋に置くトラッキング用センサの有無など違いはありますが、価格は約600~800ドル。日本で買うと10万円程度。いち早く新しい世界を体験したい、作りたいというアーリーな皆さんのための第一世代製品ではありますが、それなりの高性能PCもあわせてなかなかのハードルです。
こうしたなか、VR(Virtual Reality, 仮想現実)やMR (Mixed Reality, 現実と仮想を重ねる複合現実)時代でもWindows の覇権維持拡大を狙うマイクロソフトは、Windows 10の無償アップデートを通じてVR / MRプラットフォーム Windows Holographic を標準提供するとともに、パートナーのPCメーカー各社から複数の対応VRヘッドセットが登場することを発表していました。
速報:299ドルからのVRヘッドセット、PC各社が来年発売。Windows 10 PC対応のアクセサリ(2016年10月)
レノボがCES 2017を前に先行公開したのは、このWindows 10対応VRヘッドセットの第一陣。まだ正式名称も未定、発売時期は「今年」ですが、価格が400ドル以下になることを予告しています。
現時点での主な仕様は、
- 片目につき1440 x 1440 有機ELディスプレイ。(参考までに、Oculus Rift CV1やHTC Viveは1200 x 1080 x 2)
- ヘッドセットの外側正面にデュアルカメラ。画像認識で周囲環境とユーザーの移動を測定、単体でVR空間を歩き回れるルームスケールVR対応。
- 製品版の重量は約350g前後。(Vive は約550g、Rift CV1は約460g)
- ディスプレイ部とヘッドバンドにヒンジがあり、着けたままはね上げて一時的に視界から外せる。ヘッドバンドはPS VRに似た、前頭部と後頭部で支える構造。
といったところ。肝心の正確な視野角やセンサー類、特徴的なカメラの仕様・性能については明かされていません。
頭の向きや姿勢だけでなく、実際に部屋の中を歩いてVR空間を移動できるルームスケールVRは、Rift や HTC Vive では部屋のどこかに固定するカメラ(センサ)で実現しています。レノボの2眼によるトラッキングシステムは野心的ですが、こちらの詳細も現時点では不明。
ただレノボで画像認識によるトラッキングといえば、Googleとのパートナーシップで開発したTango対応スマートフォン Phab2 Pro が国内でも発売されたばかり。Phab2 Proは赤外線3DカメラとRGBカメラの組み合わせにGoogleのソフトウェアで実現しているものの、レノボはカメラによるトラッキングにはすでに経験があるともいえます。
世界初のGoogle Tango対応スマホ「Phab 2 Pro」を徹底解説。長さ計測、ARでも遊べる:実機レポ
まだ正式発表前とあって不明点も多いものの、レノボの新型は価格が安いだけではない新世代VRヘッドセットとして注目の製品です。
なお Windows 10対応のVRヘッドセットは、前述のように300ドル程度からPCメーカー各社が年内投入を予定しています。また Oculus もPC接続タイプの次世代製品CV2を準備するほか、PCも外部センサも不要なスタンドアロン型で外界トラッキングに対応したプロトタイプ「サンタクルス」をプレビュー公開済みです。
更新:Oculusが次世代VRヘッドセットを予告。PC不要で高品位、単体で外界トラッキングに対応
PC不要のモバイルVR方面では、Googleのプラットフォーム Daydream 対応のスマートフォンも今年は続々と登場予定。Oculusと組んで Gear VRを販売するサムスンももちろん次世代VRヘッドセットを開発中と見られています。VR二年は「RiftかViveか両方か」どころでなくデバイス選びに悩む年になりそうです。