パク大統領の弾劾妥当か判断する憲法裁判所で審理

パク大統領の弾劾妥当か判断する憲法裁判所で審理
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韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領の弾劾が妥当かどうかを判断する憲法裁判所で、弾劾を求める国会側と棄却すべきだとする大統領側が出廷して審理が開かれ、終了後に大統領側の弁護士は、長年の知人らが起訴されている一連の事件で、大統領の関与はなかったとして争う姿勢を改めて示しました。
韓国の国会で先月、パク大統領の弾劾を求める議案が可決されたことを受け、弾劾が妥当かどうかを判断する憲法裁判所では3日午後、弾劾を求める国会側の法制司法委員長などと棄却すべきだとする大統領側の弁護士が出廷し、審理が開かれました。

3日は初めての弁論が行われる予定でしたが、大統領が出廷しなかったため、憲法裁判所は法律で定められているとおり、5日、改めて大統領の出廷を求めて弁論を行うことを決めました。

審理のあと、国会側のクォン・ソンドン(権性東)法制司法委員長は、パク大統領が1日、記者との懇談会を開き、長年の知人らが起訴されている一連の事件への自身の関与を否定したことについて、「法廷で、すべての事実を明らかにすることが礼儀だ」と述べて批判しました。

これに対し、大統領側のイ・ジュンファン(李中煥)弁護士は、パク大統領の発言について、「憲法裁判所に提出した答弁書に書かれている内容と同じ趣旨の発言だった」と述べ、今後の審理で、大統領の関与はなかったとして、国会側と争う姿勢を改めて示しました。