仏で女子大学生不明 チリ人の男を殺人容疑で国際手配
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フランス東部で日本人の女子大学生の行方がわからなくなっている事件で、フランスの検察は、現地で直前まで一緒にいたチリ人の男を、殺人の疑いで国際手配していることを明らかにしました。
フランス東部のブザンソンに留学している筑波大学3年生の黒崎愛海さん(21)は、先月4日から行方がわからなくなっています。
地元の検察は3日に記者会見し、これまでの捜査で得た証拠を基に、黒崎さんが以前交際していたチリ人の男を、殺人の疑いで国際手配していることを明らかにしました。
一方、検察は男の名前や年齢は公表していないほか、殺人事件と見ている根拠については説明しませんでした。
これまでの捜査で、男は黒崎さんが行方不明となる直前の先月4日夜、一緒にレストランで食事をしたあと、黒崎さんが住む学生寮に行ったと見られることがわかっています。
検察によりますと、翌日の朝にかけて、寮にいた学生たちが黒崎さんの悲鳴と見られる声を聞いていたということです。
学生寮の関係者はNHKの取材に対し、寮の入り口付近で血痕が見つかったと証言し、地元メディアは警察が血痕について捜査していると伝えています。
国際手配された男はすでにチリに帰国していて、フランスとチリの当局は連携して捜査を進めています。
地元の検察は3日に記者会見し、これまでの捜査で得た証拠を基に、黒崎さんが以前交際していたチリ人の男を、殺人の疑いで国際手配していることを明らかにしました。
一方、検察は男の名前や年齢は公表していないほか、殺人事件と見ている根拠については説明しませんでした。
これまでの捜査で、男は黒崎さんが行方不明となる直前の先月4日夜、一緒にレストランで食事をしたあと、黒崎さんが住む学生寮に行ったと見られることがわかっています。
検察によりますと、翌日の朝にかけて、寮にいた学生たちが黒崎さんの悲鳴と見られる声を聞いていたということです。
学生寮の関係者はNHKの取材に対し、寮の入り口付近で血痕が見つかったと証言し、地元メディアは警察が血痕について捜査していると伝えています。
国際手配された男はすでにチリに帰国していて、フランスとチリの当局は連携して捜査を進めています。
男はチリ中部沿岸の都市に滞在か
フランスの検察が殺人の疑いで国際手配しているチリ人の男は、すでに帰国していて、最近まで首都サンティアゴの自宅に姿を見せていましたが、現在は中部沿岸の都市ラセレナにあるマンションに滞在していると見られることがわかりました。
マンションの住民の1人はNHKの取材に対し、「先月30日、男がスーツケースを持って帰ってきたのを見た」などと話しています。
男の母親と見られる女性は取材には答えませんでした。
一方、インターポール=国際刑事警察機構を通じて連絡を受けたチリの警察関係者は3日、フランスから捜査資料がまだ届いていないと述べました。それ以外に捜査についてはコメントしませんでしたが、捜査資料が届くのを待って、男の事情聴取に踏み切ることも予想されます。
また、フランスの当局も男から直接、事情を聴こうと、チリに捜査員を派遣することを検討していると報じられています。
マンションの住民の1人はNHKの取材に対し、「先月30日、男がスーツケースを持って帰ってきたのを見た」などと話しています。
男の母親と見られる女性は取材には答えませんでした。
一方、インターポール=国際刑事警察機構を通じて連絡を受けたチリの警察関係者は3日、フランスから捜査資料がまだ届いていないと述べました。それ以外に捜査についてはコメントしませんでしたが、捜査資料が届くのを待って、男の事情聴取に踏み切ることも予想されます。
また、フランスの当局も男から直接、事情を聴こうと、チリに捜査員を派遣することを検討していると報じられています。