推奨バランス回路

当製品は、2セルを直列に接続して構成されています。当製品をご使用の際には、必ず各セルの電圧バランスを制御した上で、使用電圧範囲内(DMFシリーズ:0~5.5V、DMTシリーズ:0~4.2V)で使用してください。バランス制御が必要な理由は、片側のセルに設定(印加電圧の1/2の電圧)以上の電圧がかかることで、製品寿命が短くなったり、部品の変形や液漏れなどが発生したりするおそれがあるためです。

電圧バランスを制御するにあたり、バランス回路の使用を推奨します。
以下に推奨バランス回路を示しますのでご参照ください。
記載内容につき、ご不明な点、ご質問等ございましたら、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。


SubTitleIconNo01 パッシブバランス回路(抵抗を使用)

>>構成が簡単で低コストで実現可能

passive balance

抵抗を使用することで、各セルの電圧(V1とV2)を等しくすることができます。


バランス抵抗の抵抗値は下記の値を上限に、許容可能なできるだけ小さい抵抗値を使用して下さい。

DMF シリーズ

印加電圧 推奨バランス抵抗値
 DMF3Z5R5H474M3DTA0 DMF4B5R5G105M3DTA0 
~2.7V 不要 不要 
~3.0V 4.7MΩ  2.2MΩ
~3.2V 2.2MΩ  1.0MΩ
~3.6V 1.0MΩ  470kΩ
~4.0V
470kΩ  220kΩ
~4.2V
220kΩ 100kΩ 
~4.5V 47kΩ  22kΩ
~5.0V 4.7kΩ  2.2kΩ
~5.5V 1.0kΩ  470kΩ









想定条件: 常時温度50℃以下、5年以内(想定劣化率: 容量30%Down以内、ESR50%up以内)常時50℃以上で使用される場合は、弊社営業又は技術担当へお問合わせ下さい。

DMTシリーズ

印加電圧 推奨バランス抵抗値
~3.0V 4.7MΩ 
~3.2V 2.2MΩ 
~3.6V 1.0MΩ 
~4.0V 220kΩ 
~4.2V  4.7kΩ 

想定条件: 常時温度70℃以下、5年以内 (想定劣化率: 容量30%Down以内、ESR50%up以内)常時70℃以上で使用される場合は、弊社営業又は技術担当へお問合わせ下さい。



SubTitleIconNo02 アクティブバランス回路(オペアンプを使用)

>>電圧バランスを制御する機能を持たせた専用ICを使用する方式です。

active balance