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前代未聞必至 20日の大統領就任式 デモ隊VS支持者で警備費100億円超 有名歌手も出演拒否
トランプ氏がこれまで確保できた出演者は、国歌斉唱する16歳のジャッキー・エヴァンコのほか、モルモン・タバナクル合唱団、ダンスカンパニーのラジオシティ・ロケッツなど。ロケッツの女性ダンサーの一部は、トランプ氏の女性差別発言を受けて出演を嫌がっているとも報じられた。歴代の就任式と比べて地味な印象は否めないが、トランプ氏側は「国民のための就任式」とその意義を強調している。
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一方、就任式で最も注目されるのは演説内容だ。
米国民に語り継がれている名演説の一つは、1930年代の世界恐慌の最中に、フランクリン・ルーズベルト大統領が発した「私たちが唯一恐れるべきものは、恐れそのものだ」(Only thing we have to fear is fear itself)。
また、米ソ冷戦中の1961年に就任したジョン・F・ケネディ大統領による「国家があなたに何をするかではなく、あなたが国家のために何ができるかを問え」(Ask not what your country can do for you,ask what you can do for your country)は、あまりにも有名だ。