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前代未聞必至 20日の大統領就任式 デモ隊VS支持者で警備費100億円超 有名歌手も出演拒否
過去にも、抗議活動が目立った就任式があった。米誌ニューヨーカーによると、いずれも共和党の大統領で、ひとつは1973年のリチャード・ニクソン大統領の2期目の就任式。ベトナム戦争に反対して6万人が抗議した。また、2001年に1期目の就任式を行ったジョージ・W・ブッシュ氏は、選挙の集計結果をめぐり民主党候補だったアル・ゴア氏と法廷闘争にまで発展するなど混乱をきたし、2万人がブッシュ氏に抗議したという。
トランプ氏の就任式ではこれらを上回ることが予想されている。当局者が懸念しているのは、トランプ氏支持者とデモ隊が衝突する不測の事態だ。すでにワシントンでは厳戒な警備態勢が敷かれており、米紙ニューヨーク・タイムズは、11月8日の大統領選後から就任式までの警備費は、1億ドル(約116億円)を超える見通しだと伝えている。
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有名な歌手にとっても、4年に1度の大舞台となる大統領就任式。前回の2013年には、国歌斉唱した歌手のビヨンセに口パク疑惑が浮上して話題となった。