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      桜島 爆発減も活発化のおそれ

      桜島 爆発減も活発化のおそれ

      桜島では去年7月下旬以降、5か月以上にわたって爆発的噴火が発生せず、去年1年間の爆発的な噴火の回数は47回と、平成20年以来の低い水準にとどまりました。
      一方、気象台は、姶良カルデラの地下にあるマグマ溜まりが膨張する速度が上がっているなどとして、再び噴火活動が活発になるおそれがあると指摘しています。
      鹿児島地方気象台によりますと、桜島では去年1年間に、爆発的な噴火が、いずれも昭和火口で47回起きました。
      去年7月26日には、噴煙の高さが統計を取り始めてから最も高い火口から5000メートルに達する爆発的噴火を起こしましたが、それ以降は5か月以上にわたって噴火が発生していません。
      桜島の爆発回数は平成21年から去年まで数百回発生していて、平成23年には、観測を始めてから最も多い996回起きていましたが、去年は平成20年以来の低い水準にとどまりました。
      一方で、気象台によりますと、桜島にマグマを供給している鹿児島湾直下の姶良カルデラのマグマだまりの膨張は続いていて、おととし1月ごろからは地殻変動の速度も上がっているということです。
      気象台は、再び噴火活動が活発になるおそれがあるとして、噴火警戒レベル3を継続し、火口からおよそ2キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

      01月03日 11時20分