アメフト ライスボウル 富士通が2年ぶり2回目の優勝

アメフト ライスボウル 富士通が2年ぶり2回目の優勝
アメリカンフットボールの日本一を決めるライスボウルは、社会人代表の富士通が学生代表の関西学院大に30対13で勝って、2年ぶり2回目の優勝を果たしました。
70回目をむかえたライスボウルは3日に東京ドームで行われ、2年ぶり2回目の日本一を狙う社会人代表の富士通と、15年ぶり2回目の日本一を目指す学生代表の関西学院大が対戦しました。

試合は序盤から富士通が主導権を握り、クオーターバックのコービー・キャメロン選手が距離のある2本のタッチダウンパスを決めるなど、20対0とリードして前半を折り返しました。

追う関西学院大は、第3クオーターにラン攻撃で相手のエンドゾーンに迫り、4年生のランニングバック橋本誠司選手のタッチダウンで初得点を挙げましたが、その直後、富士通はキャメロン選手が、この試合3本目となるタッチダウンパスを決めて突き放しました。

富士通は関西学院大に30対13で勝って、2年ぶり2回目の優勝を果たしました。

関西学院大は試合終了間際に2つめのタッチダウンを奪い、学生王者の意地を見せましたが、15年ぶりの日本一はなりませんでした。

また、大会のMVP=最優秀選手には富士通のキャメロン選手が選ばれました。

MVPのキャメロン「いちばん楽しかった」

3本のタッチダウンパスを決め、MVP=最優秀選手に選ばれた富士通のクオーターバックのコービー・キャメロン選手は「きょうは味方がオフェンスラインもレシーバーも、すばらしかったので、パスを通すのは楽な仕事だった。いつも練習で正確性を意識してやっているので、それが上手くいった。きょうがいちばん楽しかったです」と話していました。

また、富士通の藤田智ヘッドコーチは「シーズンを通じて苦しい試合ばかりだったが、気が付いたら、ここまで来ていたという感じがする。結果的にいいゲームだったし、ことしはチームの総合力で勝てたシーズンだったと思う」と振り返っていました。