蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】高校ラグビー 明大中野が27年ぶり花園勝利 東京代表の責任果たした2016年12月28日 紙面から
◇全国高校大会<第1日> 明大中野31−10和歌山工第96回全国高校ラグビー大会は27日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕して1回戦8試合が行われ、27大会ぶり出場の明大中野(東京第2)が和歌山工を31−10で退けた。東農大二(群馬)、流通経大柏(千葉)も初戦を突破。開会式直後に行われた女子選抜選手による東西対抗戦のU18花園女子15人制は、関東勢を中心とした東軍が17−5で西軍を破った。 28日は1回戦の残り11試合を実施。連覇を狙う東海大仰星(大阪第1)や東福岡などシード校は30日の2回戦から登場し、決勝は来年1月7日に行われる。 紫紺と白のジャージーがインゴールに飛び込むたびに、スタンドではジャージーと同じ紫紺と白の小旗がちぎれんばかりに打ち振られ、大歓声が湧き上がった。新幹線で駆けつけた約400人の明大中野応援団だ。 「東京都予選のときと同じような盛り上がりの中で試合ができた。ありがたいです」と勝田監督。27年ぶりに出場した花園で27年ぶりの勝利だ。 「内容は課題が多かったけど、勝てて良かった。東京の代表で出る以上、責任がありますから」 SH今井快主将の言葉には重みがあった。東京都予選決勝では国学院久我山と19−19で引き分け、抽選で花園切符をつかんだ。大会前の練習では、すでにシーズンを終えた明大の選手たちも練習相手になってくれた。27年ぶりの出場の報に、前回の花園を知るOBたち、花園に届かなかった昨季の先輩たちも駆けつけ、激励会を開いてくれた。 「前回出た先輩には『オレたちは年を越せなかったから、ぜひ正月まで勝ち残ってくれ』と言われました。先輩の分も、久我山の分もあるし、絶対勝ちたかった」 ただし、内容には不満が残った。開始5分、9フェイズを重ねる連続攻撃でナンバー8加藤諒が先制トライを挙げたが「簡単にトライできたことで、雑になってしまった」(今井主将)。それでも安定したモール、スクラムを軸に31−10の勝利。2回戦の相手は新潟工だ。「これまでやってきた、一人一人が前に出て継続するラグビーを出したい」と今井主将。次のターゲットは、28年ぶりの「花園で年越し」。花園には30日も大応援団がかけつける予定だ。 (大友信彦) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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