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【首都スポ】

箱根駅伝 早大・鈴木「大手町で泣きながら校歌を」

2016年12月26日 紙面から

公開練習で好調をアピールする早大の鈴木洋平

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 最上級生の4年になって覚醒したのが早大の鈴木洋平(新居浜西)だ。3大駅伝デビュー戦となった10月の出雲駅伝4区で区間賞を獲得。11月の全日本大学駅伝でも3区を区間2位の快走でトップに浮上、最終8区で逆転優勝した青学大を苦しめる原動力となった。

 「全日本では区間賞が取れなかったし、優勝を決めるような走りができなかった。箱根では優勝を決めるような走りをしてMVPを取りたい」

 1年時から3000メートル障害で関東インカレに出場し、将来を期待されたが、その後は故障続き。「中足骨、腓骨(ひこつ)、脛骨(けいこつ)、大腿(だいたい)骨、仙骨と痛めてばかり。2、3年生のころは、年の半分も走っていません」。一時は陸上を辞めようと考えたが、思いとどまらせたのは同学年の仲間からの励ましだった。

 「2年生の誕生日に、みんなから寄せ書きをもらって。その中に書かれてあった『絶対一緒に走ろう』という言葉で頑張ろうと思いました」

 目指すは花の2区での区間賞。「でもそれ以上に4年生の同期にいい思いをしてほしい。箱根で総合優勝をして、みんな一緒にゴールの大手町で泣きながら校歌を歌いたい」。仲間のために有終の美を飾る。 (千葉亨)

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