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スクランブル交差点に6万7000人…警備は「規制」から「開放」の時代に?

ホウドウキョク 1/3(火) 3:02配信

例年多くの人が集まる新年カウントダウン時の渋谷スクランブル交差点が今回初めて歩行者天国となり、路上には新年を祝う人が溢れました。

【動画】渋谷スクランブル交差点をホコ天に

渋谷駅前のスクランブル交差点周辺は大みそかの12月31日午後10時半から歩行者天国になり、新年を迎えた瞬間には大きな歓声が上がりました。

カウントダウン時のスクランブル交差点周辺は例年車道に人がはみ出るなど危険な状態だったため、今回は初めて車道が歩行者天国となりました。

歩行者天国となったエリアは、スクランブル交差点や道玄坂、 文化村通り、井の頭通り、公園通り、周辺の小道など、渋谷駅周辺です。

気温3度まで冷え込む中、午後11時から、渋谷駅周辺の街頭ビジョンを使ったカウントダウン演出がスタートし、女優の綾瀬はるかさんや元水泳選手の北島康介さん、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさん、小池百合子東京都知事らが映像でメッセージを送りました。

主催者によると、カウントダウンイベントには約6万7000人が参加したということです。

警視庁は大型車両の突入を防ぐため機動隊の車両を配置するなどテロ対策を強化して臨み、訪れた多くの若者などが渋谷で新年を祝いました。

ネット上ではゴミ散乱などマナー違反を指摘する声も多く上がっていますが、主催者によりますと、カウントダウンを終えた長谷部健渋谷区長は「秩序をもって誰もが楽しめるカウントダウンを実現するための第一歩にしたいと考えていたが、まさにそれを実現できた内容だったと思う」と語ったということです。

警視庁が今回、年越しのカウントダウンで歩行者天国を導入することにしたのは、2016年10月末のハロウィーンで、3日連続渋谷駅周辺を歩行者天国にする措置をしたところ、混乱防止に一定の効果が見られたためです。

これまでの「規制」から、車道を歩行者天国として「開放」する手法へ大きく舵を切った警視庁による年越しカウントダウンの雑踏警備。

今回も大きな混乱はなかったため、今後も同じような手法がとられることになりそうです。

最終更新:1/3(火) 3:02

ホウドウキョク