米FRB、1年ぶりに利上げ 来年は3回見込む
2016年12月15日 11:52 発信地:ワシントンD.C./米国
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【12月15日 AFP】米連邦準備制度理事会(FRB)は14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、米景気の拡大などを理由に、市場の予想通り政策金利を0.25%引き上げることを決めた。利上げは昨年12月にゼロ金利政策を解除して以来1年ぶり。
政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を年0.25~0.50%から0.50~0.75%に引き上げた。投票メンバーの全員一致で決めた。今後も「ゆるやかな」利上げペースが必要との認識は維持した。
FRBのジャネット・イエレン(Janet Yellen)議長は今回の利上げについて、米経済に対する「信任投票」と受け取って構わないと述べた。
四半期ごとの景気予測では、2017年中に3回の利上げがあり、金利は同年末に1.4%、翌年末に2.1%に上がると見込まれている。
FRBが利上げに踏み切ったのは、過去10年で2度目。米国では来年1月にドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が大統領に就任する。(c)AFP/Heather SCOTT
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