株式日記と経済展望

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日本の消費者は安いサービスを求め、労働力を買いたたいている。

2016年12月25日 | 経済

日本の消費者は安いサービスを求め、労働力を買いたたいている。
海外にシフトできず日本に残るサービス業を低賃金化しているわけだ


2016年12月25日 日曜日

勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は(毎年恒例) 12月25日 hamachanブログ

生身のカラダが必要なサービス業である限り、そもそも場所的なサービス提供者調達可能性抜きに生産性を議論できないはずです。

ここが、例えばインドのソフトウェア技術者にネットで仕事をやらせるというようなアタマの中味だけ持ってくれば済むサービス業と違うところでしょう。それはむしろ製造業に近いと思います。

そういうサービス業については生産性向上という議論は意味があると思うけれども、生身のカラダのサービス業にどれくらい意味があるかってことです(もっとも、技術進歩で、生身のカラダを持って行かなくてもそういうサービスが可能になることがないとは言えませんけど)。

>いやいや、製造業だろうが何だろうが、労働は生身の人間がやってるわけです。しかし、労働の結果はモノとして労働力とは切り離して売買されるから、単一のマーケットでついた値段で価値生産性を計れば、それが物的生産性の大体の指標になりうるわけでしょう。インドのソフトウェアサービスもそうですね。

しかし、生身のカラダ抜きにやれないサービスの場合、生身のサービス提供者がいるところでついた値段しか拠り所がないでしょうということを言いたいわけで。カラダをおいといてサービスの結果だけ持っていけないでしょう。

いくらフィクションといったって、フィリピン人の看護婦がフィリピンにいるままで日本の患者の面倒を見られない以上、場所の入れ替えに意味があるとは思えません。ただ、サービス業がより知的精神的なものになればなるほど、こういう場所的制約は薄れては行くでしょうね。医者の診断なんてのは、そうなっていく可能性はあるかも知れません。そのことは否定していませんよ。

>フィリピン人のウェイトレスさんを日本に連れてきてサービスして貰うためには、(合法的な外国人労働としてという前提での話ですが)日本の家に住み、日本の食事を食べ、日本の生活費をかけて労働力を再生産しなければならないのですから、フィリピンでかかる費用ではすまないですよ。パスポートを取り上げてタコ部屋に押し込めて働かせることを前提にしてはいけません。

もちろん、際限なくフィリピンの若い女性が悉く日本にやってくるまで行けば、長期的にはウェイトレスのサービス価格がフィリピンと同じまで行くかも知れないけれど、それはウェイトレスの価値生産性が下がったというしかないわけです。以前と同じことをしていてもね。しかしそれはあまりに非現実的な想定でしょう。

要するに、生産性という概念は比較活用できる概念としては価値生産性、つまり最終的についた値段で判断するしかないでしょう、ということであって。

>いやいや、労働生産性としての物的生産性の話なのですから、労働者(正確には組織体としての労働者集団ですが)の生産性ですよ。企業の資本生産性の話ではなかったはず。

製造業やそれに類する産業の場合、労務サービスと生産された商品は切り離されて取引されますから、国際的にその品質に応じて値段が付いて、それに基づいて価値生産性を測れば、それが物的生産性の指標になるわけでしょう。

ところが、労務サービス即商品である場合、当該労務サービスを提供する人とそれを消費する人が同じ空間にいなければならないので、当該労務サービスを消費できる人が物的生産性の高い人やその関係者であってサービスに高い値段を付けられるならば、当該労務サービスの価値生産性は高くなり、当該労務サービスを消費できる人が物的生産性の低い人やその関係者であってサービスに高い価格をつけられないならば、当該労務サービスの価値生産性は低くなると言うことです。

そして、労務サービスの場合、この価値生産性以外に、ナマの(貨幣価値を抜きにした)物的生産性をあれこれ論ずる意味はないのです。おなじ行為をしているじゃないかというのは、その行為を消費する人が同じである可能性がない限り意味がない。

そういう話を不用意な設定で議論しようとするから、某開発経済実務家の方も、某テレビ局出身情報経済専門家の方も、へんちくりんな方向に迷走していくんだと思うのですよ。

>まあ、製造業の高い物的生産性が国内で提供されるサービスにも均霑して高い価値生産性を示すという点は正しいわけですから。

問題は、それを、誰がどうやって計ればいいのか分からない、単位も不明なサービスの物的生産性という「本質」をまず設定して、それは本当は低いんだけれども、製造業の高い物的生産性と「平均」されて、本当の水準よりも高く「現象」するんだというような説明をしなければならない理由が明らかでないということですから。

それに、サービスの価値生産性が高いのは、製造業の物的生産性が高い国だけじゃなくって、石油がドバドバ噴き出て、寝そべっていてもカネが流れ込んでくる国もそうなわけで、その場合、原油が噴き出すという「高い生産性」と平均されるという説明になるのでしょうかね。

いずれにしても、サービスの生産性を高めるのはそれがどの国で提供されるかということであって、誰が提供するかではありません。フィリピン人メイドがフィリピンで提供するサービスは生産性が低く、ヨーロッパやアラブ産油国で提供するサービスは生産性が高いわけです。そこも、何となく誤解されている点のような気がします。

>大体、もともと「生産性」という言葉は、工場の中で生産性向上運動というような極めてミクロなレベルで使われていた言葉です。そういうミクロなレベルでは大変有意味な言葉ではあった。

だけど、それをマクロな国民経済に不用意に持ち込むと、今回の山形さんや池田さんのようなお馬鹿な騒ぎを引き起こす原因になる。マクロ経済において意味を持つ「生産性」とは値段で計った価値生産性以外にはあり得ない。

とすれば、その価値生産性とは財やサービスを売って得られた所得水準そのものなので、ほとんどトートロジーの世界になるわけです。というか、トートロジーとしてのみ意味がある。そこに個々のサービスの(値段とは切り離された本質的な)物的生産性が高いだの低いだのという無意味な議論を持ち込むと、見ての通りの空騒ぎしか残らない。

>いや、実質所得に意味があるのは、モノで考えているからでしょう。モノであれば、時間空間を超えて流通しますから、特定の時空間における値段のむこうに実質価値を想定しうるし、それとの比較で単なる値段の上昇という概念も意味がある。

逆に言えば、サービスの値段が上がったときに、それが「サービスの物的生産性が向上したからそれにともなって値段が上がった」と考えるのか、「サービス自体はなんら変わっていないのに、ただ値段が上昇した」と考えるのか、最終的な決め手はないのではないでしょうか。

このあたり、例の生産性上昇率格差インフレの議論の根っこにある議論ですよね。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-0c56.html(誰の賃金が下がったのか?または国際競争ガーの誤解)

経済産業研究所が公表した「サービス産業における賃金低下の要因~誰の賃金が下がったのか~」というディスカッションペーパーは、最後に述べるように一点だけ注文がありますが、今日の賃金低迷現象の原因がどこにあるかについて、世間で蔓延する「国際競争ガー」という誤解を見事に解消し、問題の本質(の一歩手前)まで接近しています。・・・・・

国際競争に一番晒されている製造業ではなく、一番ドメスティックなサービス産業、とりわけ小売業や飲食店で一番賃金が下落しているということは、この間日本で起こったことを大変雄弁に物語っていますね。

「誰の賃金が下がったのか?」という疑問に対して一言で回答すると、国際的な価格競争に巻き込まれている製造業よりむしろ、サービス産業の賃金が下がった。また、サービス産業の中でも賃金が大きく下がっているのは、小売業、飲食サービス業、運輸業という国際競争に直接的にはさらされていない産業であり、サービス産業の中でも、金融保険業、卸売業、情報通信業といたサービスの提供範囲が地理的制約を受けにくいサービス産業では賃金の下落幅が小さい。

そう、そういうことなんですが、それをこのディスカッションペーパーみたいに、こういう表現をしてしまうと、一番肝心な真実から一歩足を引っ込めてしまうことになってしまいます。

本分析により、2000 年代に急速に進展した日本経済の特に製造業におけるグローバル化が賃金下落の要因ではなく、労働生産性が低迷するサービス産業において非正規労働者の増加及び全体の労働時間の抑制という形で平均賃金が下落したことが判明した。

念のため、この表現は、それ自体としては間違っていません。

確かにドメスティックなサービス産業で「労働生産性が低迷した」のが原因です。

ただ、付加価値生産性とは何であるかということをちゃんと分かっている人にはいうまでもないことですが、世の多くの人々は、こういう字面を見ると、パブロフの犬の如く条件反射的に、

なにい?労働生産性が低いい?なんということだ、もっとビシバシ低賃金で死ぬ寸前まで働かせて、生産性を無理にでも引き上げろ!!!

いや、付加価値生産性の定義上、そういう風にすればする程、生産性は下がるわけですよ。

そして、国際競争と関係の一番薄い分野でもっとも付加価値生産性が下落したのは、まさにそういう条件反射的「根本的に間違った生産性向上イデオロギー」が世を風靡したからじゃないのですかね。

以上は、経済産業研究所のDPそれ自体にケチをつけているわけではありません。でも、現在の日本人の平均的知的水準を考えると、上記引用の文章を、それだけ読んだ読者が、脳内でどういう奇怪な化学反応を起こすかというところまで思いが至っていないという点において、若干の留保をつけざるを得ません。

結局、どれだけ語ってみても、

なにい?労働生産性が低いい?なんということだ、もっとビシバシ低賃金で死ぬ寸前まで働かせて、生産性を無理にでも引き上げろ!!!

とわめき散らす方々の精神構造はこれっぽっちも動かなかったということでしょうか。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-fcfc.html(労働生産性から考えるサービス業が低賃金なワケ@『東洋経済』)

今年の東洋経済でも取り上げたのですけどね。

日本の消費者は安いサービスを求め、労働力を買いたたいている。海外にシフトできず日本に残るサービス業をわざわざ低賃金化しているわけだ。またその背景には、高度成長期からサービス業はパート労働者を使うのが上手だったという面もある」(労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎統括研究員)

こう考えると、サービス業の賃金上昇には、高付加価値化といった産業視点の戦略だけでなく、非正社員の待遇改善など労働政策も必須であることがわかる。「サービス価格は労働の値段である」という基本に立ち戻る必要がある。



(私のコメント)

日本の労働生産性が低いとニュースでありますが、サービス業における労働生産性とは賃金の事であり、日本のサービス業における賃金が低すぎる事が問題なわけです。私の主観から見ても、介護施設の介護師の賃金も、保育所の保育士の賃金も、宅配便のトラックの運転手の賃金も安すぎると思います。

バブルの崩壊からアベノミクスに至るまでの間の、日本の失われた20年は失業の恐怖に怯えた20年であり、企業は新規採用を控えてしまって、高卒や大卒の新卒者には職が無かった。企業の新規採用にかわって穴を埋めたのは人材派遣会社の非正規社員たちであり、正社員に比べて賃金は半分以下に節約できた。

小泉構造改革によって、派遣労働の規制緩和が行われて、新卒者は派遣会社に登録するしか職が無かった。企業にとっては正社員よりも派遣社員を使った方が人件費を半分に減らせるのだから、一斉に正規社員を採用を控えて派遣社員に切り替えた。つまり労働生産性は半分に低下した事になる。

ようやくアベノミクスにより金融緩和によって、円安株高となり、新規採用を増やす企業が増えて、アルバイトなどの時給が上がった。24時間営業の飲食店チェーンなどもアルバイト社員の確保が難しくなって24時間営業を止める飲食店チェーンも増えて来た。

いままでが人件費が安すぎたから24時間営業も出来たのですが、労働力が確保できなければ賃金を上げるか、長時間営業を止めるしかない。賃金を上げても営業が成り立つなら問題はないが、人件費が多くを占めるサービス業においては賃金を上げれば商売が成り立たない店も出てくる。

小泉構造改革において、人材派遣業の規制緩和で賃金の低下が起きてしまいましたが、規制に守られた金融や放送や新聞などのサービス業では高賃金が守られた。マスコミなどは毎日のように規制の緩和を正義であるかのように主張していましたが、そのマスコミこそが規制に守られた業種なのだ。

タクシーなども規制緩和で参入が増えて、運転手の賃金は下がり続けた。私がタクシーに乗る事があっても道を知らない運転手ばかりで、タクシードライバーが失業者の受け皿になった。構造改革や規制の緩和で景気が良くなると言っていたが、起きたのは賃金の低下だった。むしろ金融の緩和こそが雇用対策だったのだ。

最近になってようやく雇用環境も改善してきましたが、賃金の上昇が起きるまでは時間がかかるだろう。雇用側は人手不足を外国人労働者の導入で改善を求めていますが、今でもコンビニなどのレジでは外人労働者が多くなっている。これではサービス業の生産性の向上は起きない。最近ではスーパーのレジもセルフサービスになって来たが、パートの仕事も自動化の波で少なくなりつつある。

サービス業の生産性を上げるには、どうしても規制が必要であり、サービスの質を保つにも規制が必要だ。規制を緩和すれば参入が増えてサービスの低下と賃金の低下現象が同時に起きる。質の低下で事故が起きれば行政は慌てて規制に走りますが、チャーターバスの事故の続発は規制緩和の結果だ。

非正規社員の比率が4割まで増えましたが、行政がこれからしなければならない事は、同一労働同一賃金であり、正社員との賃金格差をなくす事だ。それが生産性を向上させることに繋がる。今まではサービスも安ければいいと言った風潮でしたが、これからはサービスの質によって賃金格差がつくようにすべきだろう。


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26 コメント

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勝ち取れ (Unknown)
2016-12-25 14:09:46
iPhoneを買ったり課金ゲーに莫大な散在をする人が居たり
サービスに消費はされてるんですよ。

toraさんもお書きにならないだけで「代替可能か」が鍵です。
流通がどうのはどうでもいい。

単純労働しかできないから労働力を買い叩かれる。
それでも国の在り方としては守らないといけない。

同一賃金じゃなくても良いんですよ。
むしろ雇用が安定した正社員か、時間辺りの賃金は高い契約社員。
あるべき姿はこうでしょう。
地方公務員なんてのは手取りは地を這って頂かなければ。

その為にはまずパート・契約社員で団体を組んで手数料の交渉ですね。
勝ち取らないんですから低くて当然です。
高齢化が急速に進む日本では実質的な生産性は上がらないのでは…(苦笑) (ponpon)
2016-12-25 14:18:07
老化による身体機能(筋力、頭脳、反射神経等)の低下による生産性の低下は避けられないでしょうねぇ…。高齢者が増えると貧困者も増えるので、サービスやモノがより一層売れなくなりますし…。(苦笑)
↓これらが頭に入っていない人(ブロガー等)が日本社会について語っても意味が無い…。
■旭川市の年齢別人口グラフ(1988-2016)
http://pba.o.oo7.jp/012041.html
■川越市の年齢別人口グラフ(1979-2016)
http://pba.o.oo7.jp/112011.html
■狭山市の年齢別人口グラフ(1979-2016)
http://pba.o.oo7.jp/112151.html
■戸田市の年齢別人口グラフ(1979-2016)
http://pba.o.oo7.jp/112241.html
■三郷市の年齢別人口グラフ(1979-2016)
http://pba.o.oo7.jp/112372.html
■千葉市の年齢別人口グラフ(1989-2016)
http://pba.o.oo7.jp/121002.html
■市原市の年齢別人口グラフ(1986-2016)
http://pba.o.oo7.jp/122190.html
■流山市の年齢別人口グラフ(1989-2016)
http://pba.o.oo7.jp/122203.html
■浦安市の年齢別人口グラフ(1982-2016)
http://pba.o.oo7.jp/122271.html
■世田谷区の年齢別人口グラフ(1964-2016)
http://pba.o.oo7.jp/131121.html
■八王子市の年齢別人口グラフ(1971-2015)
http://pba.o.oo7.jp/132012.html
■町田市の年齢別人口グラフ(1959-2016)
http://pba.o.oo7.jp/132098.html
■東村山市の年齢別人口グラフ(1979-2016)
http://pba.o.oo7.jp/132136.html
■横浜市の年齢別人口グラフ(1995-2016)
http://pba.o.oo7.jp/141003.html
■金沢市の年齢別人口グラフ(1985-2016)
http://pba.o.oo7.jp/172014.html
■草津市の年齢別人口グラフ(1992-2016)
http://pba.o.oo7.jp/252069.html
■北九州市の年齢別人口グラフ(1989-2016)
http://pba.o.oo7.jp/401005.html
■福岡市の年齢別人口グラフ(1975-2016)
http://pba.o.oo7.jp/401307.html
■大牟田市の年齢別人口グラフ(1976-2016)
http://pba.o.oo7.jp/402028.html
日本の労働者、消費者ともに老化が進んでいることが一目瞭然…。

> 勤勉にサービスしすぎるから生産性が低い

ただ、値段が高ければ客が来なくて店が潰れますからねぇ…。(苦笑)ブログを有料化したら閲覧者が一気に居なくなるでしょうし…。ヤフオクを観察していても、割高なものには入札が無くて、ずっと売れ残っていますし…。

> 賃金

■大卒初任給の推移
http://jcoffee.g2s.biz/toukei.html#shoninkyuu
昭和36年 15,700円
昭和37年 17,800円
昭和38年 19,400円
昭和39年 21,200円
昭和40年 23,000円
昭和41年 24,900円
昭和42年 26,200円
昭和43年 29,100円
昭和44年 32,400円
昭和45年 37,400円
昭和46年 43,000円
昭和47年 49,900円
昭和48年 57,000円
昭和49年 67,400円
昭和50年 83,600円
昭和51年 94,300円
昭和52年 101,000円
昭和53年 105,500円
昭和54年 109,500円
昭和55年 114,500円
昭和56年 120,800円
昭和57年 127,200円
昭和58年 132,200円
昭和59年 135,800円
昭和60年 140,000円
昭和61年 144,500円
昭和62年 148,200円
昭和63年 153,100円
平成元年 160,900円
平成2年 169,900円
平成3年 179,400円
平成4年 186,900円
平成5年 190,300円
平成6年 192,400円
平成7年 194,200円
平成8年 193,200円
平成9年 193,900円
平成10年 195,500円
平成11年 196,600円
平成12年 196,900円
平成13年 198,300円
平成14年 198,500円
平成15年 201,300円
平成16年 198,300円
TORAさんが新卒で銀行に入られた頃は月給5~6万円くらいだったようですが…。

> バブルの崩壊からアベノミクスに至るまでの間の、日本の失われた20年
> 企業は新規採用を控えてしまって、高卒や大卒の新卒者には職が無かった

えーと、2003年から2007年のプチバブルの時は、大企業が久々に新卒大量採用をやってニュースにもなりましたよねぇ…。(笑)
■日経平均株価チャート(1987-2016)
http://bigcharts.marketwatch.com/quickchart/quickchart.asp?symb=JP%3ANIK&insttype=Index&freq=2&show=&time=20
■日本の有効求人倍率グラフ(1963-2016)
http://pba.o.oo7.jp/000000.html#000000_job_r
有効求人倍率が1.0倍を越えた時期
・1967年-1974年(高度成長期)
・1988年-1992年(バブル期)←現在のアラフィフ世代が大学を卒業していた時期
・2005年-2007年(プチバブル期)←現在のアラサー世代が大学を卒業していた時期
・2013年-2016年(アベノミクスバブル期)
■日本の22歳人口の推移グラフ(1920-2015)
http://pba.o.oo7.jp/000000.html#000000_22yo
ピークは1971年と1995年だった…。
1971年←ベビーブーム世代の中心層が大学4年生だった…。(好景気就活)
1995年←第二次ベビーブーム世代の中心層が大学4年生だった…。(不景気就活)

> 人材派遣会社の非正規社員たちであり、正社員に比べて賃金は半分以下
> 正規社員を採用を控えて派遣社員に切り替えた。つまり労働生産性は半分に低下

派遣会社がピンハネした部分をお忘れでは…。(苦笑)
■カネの流れ(一例)
企業→70万円→派遣会社→20万円→派遣社員
派遣会社の人間は現場で働いていないのにカネはガッポリ手に入りますから、労働生産性はかなり高いかと…。(苦笑)芸能事務所などが分かり易い例かなぁ…。(←鵜飼いの鵜匠みたいなもの、魚を獲るのは鵜=派遣社員)

> アベノミクスにより金融緩和によって、円安株高となり、新規採用を増やす企業が増え

ただ、日本の若者は減りまくっていますが…。(苦笑)
■日本の18歳人口の推移グラフ(1920-2015)←高校3年
http://pba.o.oo7.jp/000000.html#000000_18yo
■日本の22歳人口の推移グラフ(1920-2015)←大学4年
http://pba.o.oo7.jp/000000.html#000000_22yo
■日本の0歳人口の推移グラフ(1920-2015)←赤ん坊
http://pba.o.oo7.jp/000000.html#000000_00yo

> 同一労働同一賃金であり、正社員との賃金格差をなくす

同一労働同一賃金ということは、大手電機メーカーの下請けをやっているA社とB社とC社のプログラマーも同一賃金にしないと変ですよねぇ…。(笑)私が関わっていたプロジェクトでも、複数の下請け企業の人間が同じ職場(電機メーカーの工場内)に詰めて働いていましたが…。下請け企業が雇っている契約社員も居ましたが、彼らも同じ職場で同じ仕事をしているので同じ賃金にしないといけないですし…。
働かない人は、労働を買い叩きたい。 (じゅん)
2016-12-25 14:42:39
働かないなら、労働力を買い叩きたい。
賃金があがれば、過去の蓄えがなくなるのが早い。
日本の財政的にも、世界の膨張した金融的にも、デフレは困難。
土地と株価が暴落しないていどに、インフレを維持しないといけない。
現金を劣化させながら、株と土地は横ばいで、労働の価値を相対的に高めるのが、これから10年の戦略です。
省力化やサービスの高度な機械化にチャンスがあるのかもしれません。
また、それぞれの仕事の明確化にもチャンスが。
雑に労働力を買い叩いて稼ぐモデルの終焉ですね。
ワンオペも、しっかり給料払えばいいと思いますよ。
丁寧な責任分担ができてないと、まじめに働いても、不真面目に働いても、給料かわらないから。
現場の仕事を誰がどれだけしているかを、管理者はしっかり評価しないといけない。
いままでは、雑すぎる。
Unknown (レトロ小僧)
2016-12-25 15:05:33
外国人労働者の安い賃金が、国内労働者の高い賃金を下げる、これは当たり前。
外国人労働者を野放図に入れれば、国内の儲けすぎ業者が衰退、滅ぶ、これも当たり前。低賃金労働者は高賃金労働者を駆逐する、当然です。
最大の高賃金労働者の群れは公務員、ここを削ぎ落とさなければならない。
賃金を上げるには企業に設けさせる、これしかない。利益率の高い企業を増やそう。

Unknown (Unknown)
2016-12-25 16:17:49
この話題は…、ponponさん出番ですよ。
Unknown (Unknown)
2016-12-25 16:53:15
日本が単にデフレで低賃金というだけではないの?
たしかに中国の近隣国(日本)窮乏化策で散々痛めつけられて低賃金長時間サービス労働に慣れきってしまったけれど、今年は正社員が80万人増えたというし、佐賀の田舎でも自給が1000円に乗ってきたから、未来永劫こうだというわけじゃない。
生産性とかいうけれど、日本的サービスはそれそのもので価値があるし、白人の指標なんて以上でも以下でもない。
やってる事は泥縄だけども (os)
2016-12-25 17:05:45
 東京の最低賃金が932円ですからね。どう見ても高過ぎると思うんだけど、無理矢理インフレに持って行こうとすると、こういう力ずくの泥縄方式がまかり通ることになる。

 売れない個人商店で、バイト932円はきついと思います。ということで、力の無い個人商店ではつぶれるところが出てくるでしょう。つぶれはしなくても、かなり人手は厳しくなる。

 安倍政権も、当初は企業に年3%の賃上げを要求していましたが、あれはどうなったんでしょう? たしか4年前のことなので、年3パーセントずつ上がっていれば、ほとんどの労働者は4年前に比べ10%の賃上げになっているはずですが。

 無理に株を上げ、無理にベースアップを要求し、それでも経済のデフレ傾向は止まないということで、ついには最低賃金の底上げで経済の性行を変えようとしている。

 そもそも論でいえば、需要に対して供給が間に合わなくなれば、自然と労働者の賃金は上がっていくものなのですが、日本人総体の消費意欲は低次元を徘徊したまま。

 アメリカなどでは、時給1500円にしろと、マックの労働者が要求したら、「そんなに金を払うなら、AIでレジを自動化した方がマシ」ということで、本当にそうなってしまった。日本でも同じことが起こるのではないでしょうか。ま、少子化が進んでいるので、それは追い風だろうけど。
マスコミなどは毎日のように規制の緩和を正義であるかのように主張していましたが、そのマスコミこそが規制に守られた業種なのだ (Unknown)
2016-12-25 17:16:27
全く、その通り!
健康保険制度 (kashin)
2016-12-25 18:38:42
医者の仕事についても、サービスの質によって賃金格差がつくようにすべきだろう。
現在の医師免許制度のせいで、新規参入の壁(ハードル)は高く。健康保険制度のせいで、同じ手術やら薬の処方やらに対しては、下手くそでも丁寧でも同一賃金なのだから。
知ってました? 非正規社員は交通費なしは当たり前。勤務中に怪我をしたらクビ! (Unknown)
2016-12-25 19:12:44
仕事中に怪我をしたら自己負担、泣き寝入りは当たり前。下手をすると秘密裏にクビになります!

これが『美しい国、日本』の正体!(大哀)
これが『美しい国、日本』の正体!(大哀)
これが『美しい国、日本』の正体!(大哀)

● 派遣社員の交通費、支給される?支給されない?
http://haken-no-tensyoku.com/koutuhi/
正社員として働いている人であれば、当たり前のように支給される通勤時の交通費。
しかしながら派遣社員として働く人にとっては、支給されることが決して当たり前ではなく、支給されないこともよくあります。
ですから派遣で働く人にとって、自宅から就業先までの交通費が支給されるかどうかは大変重要な問題です。

● 会社が労災を認めない、会社が労災の申請をしてくれない時の対処方法
http://nishiku-chiiki-rouso.seesaa.net/article/420293726.html
「自分が気をつけなかったから悪いんでしょ、こんなの労災と認めないよと言って、会社が労災と認めてくれないです」
「こんなの労災でも何でもないし、労災にした前例もない、労災じゃないんだから労災の申請手続きもしないよって会社に言われたんですけど・・・」
「労災保険に加入していないから、労働災害が起きても労災は申請できないよって会社に言われたんですけど本当でしょうか?」
「労災保険の保険料を支払っていないのだから、どうせ労災にはならないし労災の保険給付ももらえないよって社長も上司も言うんですけど本当でしょうか?」
「小さい会社だから労災保険に入る必要はないって会社に言われたんですけど」
「赤字の会社は労災保険に入る必要はないって言われたんですけど」
「従業員を一人しか雇っていないから、労災保険に加入する義務はないって言われたんですけど」
「短期間雇用のアルバイトやパートしかいないから、労災保険に加入する必要はないって上司が言うんですけど」
「日本国籍のない外国人だから、労災保険に加入する必要はないって社長が言うんですけど」

このような悩みを抱えて悩んでいらっしゃる方がますます増えています。
・・・
会社側が全て正しいとは思わないでください。
会社側の言うことを決して鵜呑みにはしないでください。

本当は労災に該当していて保険給付がもらえるはずなのにもかかわらず、諦めて泣き寝入りしたり、我慢せざるを得なかったり、無理やり辞めさせられたり、辞めたいのに辞めさせてもらえなかったりといった状況に陥り、苦しんでいる方がたくさんいらっしゃるという現状に胸が痛みます。
米マクドナルド撤退? 、「✖国内戦・・・」 (二階堂ブログから)
2016-12-25 19:28:24
>リストラと言うより「先に逃げる」んだろ
2016/12/23

米マクドナルドは中国事業を中国の国有複合企業、中国中信集団(CITIC)と米投資ファンドのカーライル・グループの連合に売却する方針を固めた。対象は中国と香港に保有する店舗で売却額は20億ドル(約2300億円)を超えるとみられる。マクドナルドは業績が頭打ちと・・・ ↑日経より。
http://www.nikaidou.com/archives/87790
>2015年の各国における軍事費グラフ
http://blog-imgs-98.fc2.com/d/e/l/deliciousicecoffee/gn-20160426-04.gif

軍事費(2015年)(上位15位、米ドル換算、億ドル、*は推定値、SIPRI発表値) http://blog-imgs-98.fc2.com/d/e/l/deliciousicecoffee/gn-20160426-05.gif
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-6498.html
審議入り 格差深刻化で不満の人民マグマ噴出、 (中国「相続税」)
2016-12-25 20:07:45
中国「相続税」導入!

「固定資産税」も検討! 既得富裕層の反動必至http://www.sankei.com/world/news/161225/wor1612250010-n1.html
そうですか? (noname)
2016-12-25 20:17:24
政治家と経営者によって労働生産性を不当に下げられていると思っています。本来それを是正するための労基が機能してない。

無能な上司が生産性が無い仕事を強制するとか消費者以前の話かと。
Unknown (八坂)
2016-12-25 20:53:59
日本人は失業したが外国人の雇用は拡大した。
つまり雇用の移転により日本人から外国人へと所得の移転が起きた。

同時に税制も変わった。高所得者と大企業は減税され一般国民と低所得者には増税された。累進性の減衰と消費増税で国内の金の流れが変わる。
つまり税負担額の変化で貧困層から金持ちに所得が移転した。

企業では賃金や配当が変わった。働いて付加価値を生産する人間は賃金が低下したが株主への配当は増加した。
つまり生産者から資本家に所得が移転した。

そして公務員の地位も大きく変わった。税金を支払う民間は所得が低下したが税金を浪費する公務員の所得は増加した。税収が低下したにも関わらず強欲な公務員は自分の賃金を上げ続けた。公務員の所得を増やす為に消費増税を断行し景気を悪化させ、更なる税収減少を招き国家財政は悪化した。その尻拭いは国民に押し付けられ民間は困窮し始めた。そして日本中で子供の貧困が確認された。
つまり生産する民間から浪費する公務員へと所得が移転した。

だから日本にもトランプ大統領がBREXITが必要になった。それとも日本国民は民主主義を完全に否定するのだろうか?経済問題と同時に政治的な選択をも迫られている時代になった。
知ってました? 非正規社員は交通費なしは当たり前。勤務中に怪我をしたらクビ!←共産党系? (ゆとり世代が日本を救う)
2016-12-25 21:45:28
全労連といえば、日本共産党系。

全労協が社民党系じゃなかったかな。

おい、ponponよ。お前も10代、20代から見れば「老害」だということに気づけよ。

既に、老人の繰り言を毎日投稿しているだけと嘲笑されている。老婆心ながら忠告しておく。



ponponの生産性 (Unknown)
2016-12-25 22:04:13
ponponは、大量のゴミ投稿をやっているが、
まさに、中身が空っぽの低生産性の見本だね。
所得の移転(八坂) (Unknown)
2016-12-25 22:14:03
この移転が、自分に回ってこない嘆き。

しかし、自分に移転させる方法は、自ら工夫すればいくらでもある。
Unknown (Unknown)
2016-12-25 22:25:15
>政治家と経営者によって労働生産性を不当に下げられていると思っています。(noname)

政治家や経営者に、労働生産性を上下させる能力があるのか。
超能力者でもないのに、誰かのせいにしたい奴隷根性。
Unknown (Unknown)
2016-12-25 22:36:29
>非正規社員の比率が4割まで増えましたが、行政がこれからしなければならない事は、同一労働同一賃金であり、正社員との賃金格差をなくす事だ。

正規と非正規とでは、労働内容が異なる。
すなわち、賃金格差が生じるのは当たり前である。
下手な考え休むに似たり (Unknown)
2016-12-26 01:49:01
労働生産性なんて概念はないのだ。あるのは技術の生産性だ。

生産技術の進歩は、熟練した労働者を不要にするし、過剰な労働者を生み出す。必然的に賃金は低下し、低賃金のサービス業が拡大する。

しかし、物価は賃金の低下に追随する。実質所得しか意味がないことは明らかだ。
正社員が優遇されすぎ (os)
2016-12-26 06:09:13
>企業にとっては正社員よりも派遣社員を使った方が人件費を半分に減らせるのだから、一斉に正規社員を採用を控えて派遣社員に切り替えた。

 日本では、正社員が優遇されすぎと思います。竹中平蔵が言っていたが、日本の労働法では会社が潰れても社員には給料を払わねばならないと。そんな世界に冠たる労働者優位の法律がまかり通っているのも、これまでの労働運動の成果には違いないが、明らかに行きすぎ。

 個人的には、女子社員に手を出して妊娠させた男を「懲戒解雇」にしようとして労働相談センターに電話をしたら、けんもほろろの対応を受けた。「社員同士の色恋沙汰に口を出すな。労働者は自由恋愛の権利がある」というわけである。

 せっかく採用した優秀な女性社員を孕ませて退社に追い込んだような迷惑男まで、「自由恋愛」ということで辞めさせることも出来ないというのだから、正社員というのは、実に都合の良い存在ではないか。これが、非正規社員なら、即クビに出来るだろうに。

 それこそ、休暇から職務規程まで、日本の労働法は労働者に手厚過ぎて、うっかりクビにも出来ない。だからこそ、非正規労働者にシフトせざるを得ない一面があるというのも、事実だろう。せめて、不良社員を解雇する権利ぐらい、雇用者に与えて欲しいものだ。
Unknown (Unknown)
2016-12-26 06:45:33
うーん
同一労働同一賃金は、無理なんじゃないかな。
そもそも、非正規と同じ労働をしている正規は、居ない。
正規は、若くても経験が少なくても、非正規をまとめるナンチャッテ管理職になっている。
酷いところは、正規が一人も居なくて、非正規が非正規をまとめるナンチャッテ管理職になっているからなー。
公務員も同じ、非正規化が進んでいる。窓口だけでなく、一般事務も非正規やパートになっているよね。
本当の意味で公務員と言われるような人は、数人の非正規を教育したり、休みのフォローをしている。
つまり、ピラミッド構造になってしまっている。

ここまで、構造が固定化されると、もう、税制を変えて給与所得を軽くして配当所得や法人税を重くするしかないんじゃないかな。
サービス業は資本力が弱い中小企業が多い (Unknown)
2016-12-26 07:23:55
よってなかなか機械化を進めにくい。
政府はサービス業にかかわるロボットやITの開発支援をするとともに、導入の際の資金支援をすることが
ポイントだろう。

これは通信のラスト1マイルとも似ている。
ロボットやIT設備の小型のものをいかに安くできるかということになる。
ホンダジェットに吸収されろミツビシ (Unknown)
2016-12-26 11:15:55
【MRJ】「想定外の費用かかっている。もっとかかる!!」三菱重工・宮永俊一社長の言動

<三菱重工>MRJ納入延期へ 5度目!!!、社長が示唆

MRJ開発で追加負担=納期時期「読めず」―三菱重工体質
買い叩きを禁止する。 (じゅん)
2016-12-26 18:12:41
最低賃金を上げる、サービス残業を徹底的に取り締まるなどすれば、賃金が上がり、価格に反映されて労働生産性が上がるかもしれない。
経営者は、買い叩きが可能だから価格に反映できず、買い叩かない経営に負けやすい。
買い叩きを徹底的に国が取り締まれば、個人事業主1人でやるものとの競合になる。
失業率が低い時に、国には労働の質を向上させるべく、賃金を上げ、価格に転嫁できる施策がもとめられる。
Unknown (shiina)
2016-12-31 09:40:55
この「hamachanブログ」の内容はとても面白いですね。

読むと現場臭がプンプン感じます。

最近の経営のトレンドが効率化、すなわちコスト削減に絞られていますから、賃金上げるというのは本当に人手不足にならないと無理そうですよね。

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