将棋の三浦弘行九段(42)が3日、地元の群馬県高崎市で行われた「第13回YAMADAこども将棋大会」の開会前にあいさつした。
昨年10月に対局中のスマートフォン不正使用疑惑の騒動が起きてから、三浦九段がファンの前に姿を見せるのは初めて。事前に告知されていないサプライズ出演となったため、小中学生のファンたちで埋まった会場からは大きな拍手が起きた。
三浦九段は、昨年末の第三者委員会による調査結果で「不正行為の証拠なし」と発表されたばかり。「YAMADAこども将棋大会」には地元の棋士として毎年出演しており、今回も出場停止処分の解除後の開催で、例年通りの出演を予定していたが、日本将棋連盟によって無断でキャンセルされたと訴えていた。
笑顔で登壇した三浦九段は「人がいっぱいいると緊張しますね…。ヤマダ電機様にはずっと自分の事を信じていただきました。大きな企業は個人より組織を守るものですが、ヤマダ電機様は三浦でいくんだと言っていただいて、本当に有り難かった。本当にありがとうございます」と緊張で声を震わせながら話した。
あいさつを終えた後、報道陣の取材に応じた。
以下、主な質疑応答。
―今回の出演を連盟に無断でキャンセルされたと話していた。
「出場停止期間明けなので出られるかな、と思っていました。でも、誰かを悪く言うのは悪いこと。悪くは言いたくないです。何か行き違いがあったんでしょう」
―今回急きょ参加したのは。
「対局より先に、皆様にちゃんとご挨拶したいという気持ちがありました。ずっと(第1回から)途切れることなく出させていただいていたので、途切れるのは嫌でした。声援はありがたいなと思いました。来場者の方が例年より多かったので緊張したというところはあります」
―年末年始はどんな思いで過ごした?
「少しは落ち着きました。ただ、将棋の勉強が出来ていないので。身辺が落ち着いて普段通りの生活が出来て、勉強が出来るので。一刻も早くそういう状況が来てほしいです」
―先日の自らの会見後に将棋連盟の会見を見た印象は。
「今後、弁護士が(連盟側と)接触すると思いますので、当事者ではありますが、今後の推移を聞いて考えていきたいです」
―今、将棋界に臨むことは。
「当然、今まで通りに…。元には戻らないのは分かるんですけど、将棋を気持ち良く指せる状態にしてほしいというのはあります。真っ新な気持ちでは…臨めなくても、しょうがないんです。職業柄、そういった状態でも言い訳は出来ません。それでも集中しなきゃいけない」
―「誰かを責めたくない」と再三言っている。
「しかし、誰かが色々と言っていたということを聞いてないわけじゃないんで…。また、それで今後終わるかどうかも未定ですよね…。将棋を今まで通りに指す…繰り返しになりますが、今まで通り指せなくても言い訳は出来ません。勝っても負けても棋士は自分の責任。そういう状態で将棋が指せるようにしてほしいです」
―声援を送るファンの中にも、まだ複雑な思いを抱えている人はいるだろう。
「シロの証明は物理的に難しいですから、悪く言いたい人はいるでしょうし、シロと信じたくない人もいるでしょう」
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