あけましておめでとうございます。
2016年は皆様どんな年だったでしょうか?
当ブログ管理人にとっては今年は良いことも悪いことも激動の年でしたが、11月よりしばらく休んでいたブログ更新を復活しました。今後しばらくはコンスタントに最新のiOS音楽・楽器アプリの情報を更新していきますのでどうぞよろしくお願いします。
さて、2016年はどんな音楽に出会いましたか?良い音楽に出会えましたか?私はここ数年10年代以降ハウス、テクノなどエレクトロニック・ミュージック、ダンスミュージックに夢中です。以前と言っても00年代までは、プログレッシブ・ロックやポストロック、ポストハードコアもしくはヒップホップ、R&Bなどバンド、生楽器中心の音楽にハマっていました。エレクトロニックな音楽と言えば、エレクトロニカやノイズ、アンビエントをメインに聴いており、いわゆるダンスミュージック、クラブ・ミュージックはあまり聴いてきませんでした。
このブログを始めてからエレクトロニック・ミュージックに触れる機会が多くなり、それがきっかけの一つになり、ハウスやテクノなど自分にとって新しいジャンルの音楽を聴くようになりました。新しい音楽を聴くと新鮮で新たな発見があって楽しい。やっぱり音楽って最高だな。そして深いなと思います。ある一定の年齢になると新しい音楽を聴かなくなる、探さなくなるというようなニュースや記事が一時期出ていましたが、それはとても残念だなと思います。新しい音楽が毎年何千、何万と生まれているのに。
まぁ、一つの音楽をずっと聴き続けるという音楽の楽しみ方もあるので、人それぞれと言ってしまえばそうなのですが・・・
ここで本題。新しい音楽を聴くきっかけになればということで、勝手ではありますが、当ブログ管理人の2016年エレクトロニック・ミュージック・ベスト20をピックアップしました。偏っているランキングではありますが、チェックしてみてください!
『The Best Electronic Music of 2016』
1.Oshan - Most At Home
個人的にCashmere Catが出てきた時の衝撃に似ていて、ここ一月ヘビーローテーションで聴いていた「Oshan」。シドニーを拠点として活動、「FKJ」や「Kartell」をリリースするフランスのRocheMusiqueからデビューした新人です。途中のギターソロの入れ方が絶妙!ちょっと間違えたら超絶ダサくなるところを新世代のセンスでオシャンティーに仕上げてます。(Oshanだけに...)この自分のセンスがダサい!
Oshan SoundCloud
https://soundcloud.com/oshan-aus
2.SIBA - Trumpets Sound Good For Endings
デンマークのエレクトロニックポップニューカマー「SIBA」。曲の始まりから強烈な個性で持ってかれました。癖のあるサウンドですがメロディーはとてもポップ。まだ無名なアーティストですが注目したい。(MPBのアーティストSibaとは別です。そっちのSibaも良いです。)
3.Manila Killa - All That's Left feat. Joni Fatora
フィリピンの若手プロデューサー「Manila Killa」がUSのフォークシンガー「Joni Gatora」をフィーチャーした楽曲です。しっとりと聴かせるウィスパーボイスとエレクトロニックな楽曲が絶妙。「Manila Killa」の所属する「MOVING CASTLE(動く城)」は他にも面白い若手アーティストがいるので引き続きチェックしていきたい。
MOVING CASTLE
Manila Killa SoundCloud
https://soundcloud.com/manilakilla
4.KRNE - I'll Be Good
カルフォルニア・オークランドのFuture Bass、Trapなどのエレクトロニックミュージックを得意とするアーティスト「 KRNE」。Fool's Goldレーベルのコンピからの1曲。個人的にここ数年一番注目しているレーベルです。
KRNE Officialsite
5.Gnucci - Ultimate Syndrome (feat. Tami T)
スウェーデンのアーティスト「Gnucci」がベルリンのアーティストTami Tをボーカルに迎えた楽曲。シンセとボーカルエフェクトがクセになります。どこか似た雰囲気を持つ女性アーティスト二人。楽曲はポップなのですが、かなり危ない雰囲気を醸し出しています。特にTami Tはシンセサイザーをピンクに染めてラメでデコったり、自身の楽曲やPVがかなりイカれているので、まだ無名ですが注目したい。日本でこんな個性的なアーティストが生まれないのはなぜだろう。
Gnucci Officialsite
Tami T SoundCloud
https://soundcloud.com/tamitmusic
6.KMLN - Be Here Feat. Worth
Kameleonの名を持つイタリアとカナダのエレクトロニックデュオ「KMLN」がSSW「Christopher Worth」をフィーチャーした楽曲。エモーショナルなボーカルがKMLNのトラックはミニマルで平静な雰囲気だが、エスニックな要素も入っているのが面白い。
KMLN SoundCloud
https://soundcloud.com/kmln-berlin
7.Cashmere Cat - Wild Love ft. The Weeknd, Francis and the Lights
アリアナ・グランデやリアーナとのコラボでポップミュージック界のトップへ躍り出たCashmere Cat。こちらはThe Weeknd、Francis and the Lightsと二つのビッグネームをフィーチャーした楽曲。Cashmere Catならではのボーカル処理と独特な音色使いなど聴きどころ満載。最前線の音を聴きたい方はチェック必須!
Cashmere Cat SoundCloud
https://soundcloud.com/cashmerecat
8.Eli Escobar - Visions (Purple Disco Machine Remix)
NYのハウスDJ・プロデューサーの「Eli Escobar」の楽曲をドイツのDEEP FUNK,HOUSEプロデューサー「Purple Disco Machine」がリミックスした1曲。原曲のノリの良さを生かして崩さずクラブ仕様に仕上げているのがGood!
Eli Escobar SoundCloud
https://soundcloud.com/eliescobar
Purple Disco Machine Officialsite
http://www.purplediscomachine.com
9.Mace - Jungle (feat. Sofi de la Torre) (Crookers Remix)
イタリアのTRAP、FUTURE BASSプロデューサー「Mace」の楽曲を同じくイタリアの人気エレクトロニック・ユニット「Crookers」が、大胆にHouseリミックスした1曲。原曲も良いのですが、ぶっといベースが気持ち良いこちらをセレクトしました。
MACE SoundCloud
https://soundcloud.com/macemusic
Crookers
10.rioux - Cold Sweat
ニューヨーク、デトロイトで活動するエレクトロニックプロデューサー「rioux」。実験的な楽曲と時にボーカルを取るスタイルでアバンギャルドとポップを行き来する。若手で端正なルックスも持っておりこれから人気が出るかも!?
Rioux Officialsite
11.Joyce Muniz - Cover Me Up feat. Kat Vinter
オーストリア・ウィーンのフィメールDJ&プロデューサー「Joyce Muniz」がベルリンのSSW「Kat Vinter」をフィーチャーした楽曲。ミニマルなトラックにハスキーでエモいボーカルが乗っかりシリアスな雰囲気が印象的。2016年初来日のDJが見られなかったのが惜しい!
EXPLOITED (2016-10-21)
Joyce Muniz SoundCloud
12.AlunaGeorge - I'm In Control ft. Popcaan
ロンドンの大人気エレクトロニック・デュオ「Aluna George」がレゲエDJのPopcaanをフィーチャーした楽曲。ヒットした楽曲なので聴いたことある方も多いかと思います。ボーカルAlunaのサビ部分のコケティッシュな「ウーウー」がグッとくるだけでランクイン。Georgeのサウンド処理も今っぽくて人気が出るのも分かります。
AlunaGeorge Officialsite
13.Brenmar & Dj Sliink - Long Minute (Ft. Rush Davis)
USのDJ&プロデューサー「Brenmar」と「DJ Sliink」が、同じくUSのSSW「Rush Davis」をフィーチャーしたJersey Clubなトラックです。数年前から日本でもクラブシーンでJersey ClubやTrapなどが流行していますが、そろそろJ-POPでも取り入れられてくるころじゃないでしょうか?
Brenmar SoundCloud
https://soundcloud.com/brenmar
DJ Sliink SoudCloud
https://soundcloud.com/sliinkofficial
14.Olaf Stuut - Thank You
オランダ・アムステルダムのテクノアーティスト「Olaf Stuut」。モジュレーションのかかったシンセサウンドが気持ち良いトラック。さすがClubMusicの文化が根付いているアムステルダムというクオリティーの高さ。
ATO N (2016-06-10)
Olaf Stuut SoudCloud
https://soundcloud.com/olafstuut
15.Porter Robinson & Madeon - Shelter
USの「Porter Robinson」とフランスの「Madeon」2人の若手新進気鋭プロデューサーのタッグと、日本のアニメ制作会社A-1 Picturesが制作したMVで大変話題となった1曲。美しくて多幸感のあるエレクトロニックサウンドと日本のSF萌えアニメーションがマッチして引き込まれます。
Porter Robinson Officialsite
Madeon SoundCloud
16.Steven Julien - XL
来日で日本でも知名度を上げた「Floating Points」やレーベルの看板歌姫「Fatima」の所属する「Eglo Records」からも「FUNKINEVEN」の名でリリースしているエレクトロ・ハウスプロデューサー「Steven Julien」。小気味よいエレピのループが印象的なグッドトラック。
Steven Julien SoundCloud
https://soundcloud.com/funkineven
17.filous - Shaded In feat Jordan Léser (Common Tiger Remix)
まだティーンエイジャーという恐るべしエレクトロ・プロデューサー「filous」の楽曲を、禅にも影響を受けているという風変わりなTriphop・Chilloutプロデューサー「Common Tiger」がリミックスしたメランコリックな1曲。
filous Officialsite
Common Tiger SoundCloud
https://soundcloud.com/common-tiger
18.Ishmael - That Piano Track
サックス、ドラム、ギター、ボーカルなどマルチに演奏を熟すハウスミュージックプロデューサー「Ishmael」。曲名の通りピアノをフィーチャーしたJazzyなハウストラックです。クラブというよりはカフェで流れていそうな雰囲気なので、ハウス・テクノを普段聴かない女子受けも良さそうです。DJ中にサックス吹くのはクール過ぎて反則です。
Ishmael SoundCloud
https://soundcloud.com/ishmaelensemble
19.Typesun - Make It Right
UK・ブリストルのDJ&プロデューサー「Typesun」のJazzyでノリの良いダンストラック。ストリングス、ヴィブラフォンなど生楽器の音色センスが抜群ですね。ドラマーであるのも要因かもしれません。
Typesun SoundCloud
20.Amtrac - Once Is Enough
安心して聴けるダンストラックをリリースし続けるUSのDJ&プロデューサー「Amtrac」。なぜかヘビーローテーションしてしまうのを不思議に思っていたのですが、バイオグラフィーを見たところ、Pink FloydとLedzeppelinを聴いて育ったと書いてあったり、SoundcloudにはSigur rosのミックスがアップされていて納得。音楽の趣味が一緒であった。
Amtrac Officialsite
いかがでしたでしょうか?好みの音は見つかりましたか?
かなり個人的な趣味嗜好が入っているので合う人合わない人いると思いますが、エレクトロニックミュージック、クラブミュージック、ダンスミュージック好きの人は少なからず興味を持ってもらえる新しい音楽があったかと思います。
2017年はどんな新しい音楽が出てくるでしょうか?どんな音楽が流行するでしょうか?楽しみですね!