打ち上げに姿を見せた元SMAPの森且行

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 SMAPのメンバーが、25年の活動に終止符を打った昨年の大晦日の夜に都内の焼肉店で打ち上げパーティを行っていたことがわかった。

――木村拓哉さん(44才)にも声はかけたのでしょうか?

「……」

――彼もこの会合は知っていたのですか?

「……」

 NHK紅白歌合戦が2年連続の紅組の勝利で幕を閉じ、除夜の鐘も鳴り終えた12月31日の深夜2時。都心の高級焼肉店から出てきたのは、木村を除くSMAPのメンバーだった。

 本誌の問いかけに口をつぐむ中居正広(44才)、草なぎ剛(42才)、香取慎吾(39才)。記者には目も合わせず、各々タクシーに乗り込んでいく。

 ただ一人、稲垣吾郎(43才)の発したひと言が虚しく宙に漂う。

「こんなに遅い時間までお疲れ様でした」

 SMAPが25年の活動に終止符を打ったこの日、4人が開いたのは、ささやかな打ち上げパーティだった。

 スタッフを一切交えない完全プライベートの集いだが、一人だけ同席者がいた。1996年に脱退した元メンバー、森且行(42才)である。

 新旧メンバーによる最後の打ち上げは、25年分の苦楽を吐き出すように、長い長い宴となった。打ち上げの開始は夜7時。最初に来店したのは香取と草なぎ。少し遅れて稲垣、中居、森が合流した。

「2階の個室を貸し切っていました。1階には一般客も大勢いて、入り口付近の客は仰天していましたよ。“いま上がってったの、中居じゃね?”って。その後、メンバーが続々と来るもんだから、震えましたね。とんでもない瞬間に立ち会ってしまった、と」(居合わせた客)

 沖縄の「もとぶ牛」の一頭買いを売りにする同店は、ミスジやとも三角、ザブトンなどあらゆる希少部位が味わえる。同夜のメンバーも極上の肉に唸っていたのだろうか、店員が慌ただしく個室にグラスと皿を運んでいた。

「10時に閉店だったのですが、他の客が退店後もメンバーは宴会を続けていました。この店、個室内にテレビはないので、紅白を見ながら盛り上がっていたわけでもないでしょう。ずっと昔話に花を咲かせていたのかな…」(居合わせた常連客)

 出場を巡って諸説入り乱れた紅白(最終的にメンバーから辞退)には目もくれず、閉ざされた空間で5人だけの夜が更けていった。

「日付の変わる直前にはお店側に年越しうどんを用意してもらったそうです。店内でカウントダウンからの新年祝いしたんだとか」(SMAPを知る芸能関係者)

 お開きとなったのは年をまたいだ深夜2時。7時間の宴を終えた赤ら顔のメンバーがゾロゾロと出てきた。

 先頭は中居。マスクに眼鏡、帽子という変装姿で直撃にも無言を貫く。2番手で森が退店すると、後続の草なぎ、香取が二人で一台のタクシーに乗り込み、最後に稲垣が登場。冒頭のコメントを残して去って行った。

 一人参加しなかった木村は何をしていたか。

「自宅で家族と過ごしていたようです。SMAP最後の日ですから、特別な想いもあったのでしょう。4人と森くんの打ち上げを知らなかったのか、誘われたけど断ったのか。どちらにせよ、結果的に彼は参加せず家族との時間を選んだ」(SMAPを知る音楽関係者)

 元来、木村はプライベートでメンバーとつるむことはせず、芸能界の仲間とも過度なつき合いをしない。一人家族がいるし、立場が違うということもある。それでも木村の打ち上げ不参加を耳にすることは、往年のSMAPファンからすれば、傷をえぐられる思いだろう。

「やっぱり彼だけが……とショックです。もし誘っていなかったのだとしたら4人のやっていることは余りに子供じみています。あれだけ『4対1』の構図が世を騒がせ、ファンを悲しませてきたんですから。せめてそのメンバーで打ち上げをするなら、絶対に人目のつかない場所を選ぶとか、ファンのためにも配慮すべきことがあったはず。

 すでに私たちはSMAPの解散で心にポッカリ穴が空いている状況なんです。最後まで後味の悪い終わり方で、不快な気持ちになるばかりです」(木村ファンの一人)

※女性セブン2017年1月19日号