ジャズのおススメ曲の紹介です。
「昔からジャズに興味があった」
「カフェで流れているジャズが何気に良くて少し気になっている」
「好きになった人がジャズ好きなので話を合わせたくて聴き始めたい」
「今、流行りの曲に飽きてしまった・・・」
こんな方におススメしたい曲をご紹介いたします(^^)
- おすすめジャズ① Bye Bye Blackbird
- おすすめジャズ② My Favorite Things
- おすすめジャズ③ いつか王子様が
- おすすめジャズ④ As Time Goes By
- おすすめジャズ⑤ イパネマの娘
- おすすめジャズ⑥ Waltz for Debby
- おすすめジャズ⑦ L-O-V-E
- おすすめジャズ⑧ テイクファイブ
- おすすめジャズ⑨ A列車で行こう
- おすすめジャズ⑩ 枯葉
- まとめ
おすすめジャズ① Bye Bye Blackbird
マイルス・デイヴィス(ラウンド・アバウト・ミッドナイト)
研ぎ澄まされた音色でシンプルに演奏するのがマイルスの真骨頂。
『Bye Bye Blackbird』はコード進行もシンプルなのでジャムセッションの初心者向けの曲としても演奏されます。
このシンプルな曲を奇をてらわずシンプルに演奏しても聴く人の心を動かせるのはマイルスが帝王と呼ばれる所以でしょう。
おすすめジャズ② My Favorite Things
ジョン・コルトレーン(My Favorite Things)
映画『サウンド・オブ・ミュージック』で有名なこの曲。
ジュリー・アンドリュースの歌声も素晴らしかったですが、『My Favorite Things』をジャズスタンダードナンバーにしたのはこの人。
ジョン・コルトレーンはシーツ・オブ・サウンドといって「音をたくさん使う」ことで有名なミュージシャンです。
この辺りはマイルスと対照的ですね。
おすすめジャズ③ いつか王子様が
キース・ジャレット(Still Live 枯葉+1)
ディズニー映画『白雪姫』のテーマ曲として有名な曲です。
数々のミュージシャンに演奏されてきた曲ですが、私が聴いた中ではこの演奏が一番ですね。
静かにアドリブのイントロから始まり、そっと曲に入っていく・・・。
テーマを演奏するときは、音数も少なくシンプルですが甘美という言葉がピッタリの演奏。アドリブに入るとアグレッシブな演奏に打って変わり、最後にテーマに戻るときはまたシンプルに美しく・・・。
このコントラストがたまりません!
惜しむらくは奇声がなければ(^^;)
何のことかわからない方のために説明するとこの方はその美しい音色でのピアノ演奏中に奇声を発することで有名なミュージシャンです。
今では気にならなくなりましたが、最初に聴いたときは軽く衝撃を受けました(^^;)
おすすめジャズ④ As Time Goes By
デクスター・ゴードン(Manhattan Symphonie)
映画『カサブランカ』の1シーンで流れるこの曲。
こちらの記事でも取り上げました。
デクスター・ゴードンは『ラウンド・ミッドナイト』という映画でもこの曲を演奏してます。切ないメロディのこの曲に哀愁漂うテナーの音色はピッタリです。
おすすめジャズ⑤ イパネマの娘
スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト(ゲッツ/ジルベルト)
同じテナーサックスでもデクスター・ゴードンのどっしりとた演奏に比べ、まるで口笛を吹いているかのように軽やかに演奏するのスタン・ゲッツ。
テナーサックスはジャズの花形楽器の一つで有名なミュージシャンはそれこそ沢山いますが、スタン・ゲッツはその中でも稀有な存在です。
スタン・ゲッツはその独特の演奏スタイル以外にもボサノバというジャンルをメジャーにした人でもあります。
そのボサノバの代表曲がこの『イパネマの娘』です。
ジョアン・ジルベルトと組んで出したこのナンバーは当時のアメリカで大ヒットしました。
ジョアン・ジルベルトは『イパネマの娘』の作曲者であるアントニオ・カルロス・ジョビンと並び称されるボサノバの第一人者です。
感情の起伏を抑え、淡々と歌うそのスタイルは当時、マイルス・デイビスから「新聞を読むように歌うやつだ」と褒められた?とか(^^;)
おすすめジャズ⑥ Waltz for Debby
ビル・エバンス(Waltz for Debby)
この曲と同名のタイトルで発売されているCDアルバムは「日本で一番売れたジャズアルバム」として有名です。
クラッシクの素地があるエバンスは静粛を重んじ、明るくスイングするイメージのあるジャズとは一線を画した演奏スタイルです。
インタープレイの提唱者でもあり、ピアノ・ベース・ドラムが三位一体となった演奏を堪能できるアルバムでもあります。
(インタープレイとは簡単に説明すると、どれか一つ楽器が主役という訳でなく、それぞれの持ち味をだしましょうね~的な演奏スタイルです)
おすすめジャズ⑦ L-O-V-E
ナット・キング・コール(ナット・キング・コール・ベスト)
ジャズの域に捕らわれず、大衆的な人気を獲得したナット・キング・コールの生前、最後のヒット曲として知られるこの曲。
この曲が流行った頃は既に末期癌だったとか・・・。
しかし、そんなことが全く感じられないアップテンポで爽やかな曲です。
ナット・キング・コールがファンに贈った最後のラブソングだったかも知れません。
おすすめジャズ⑧ テイクファイブ
ポール・デスモンド(Time Out)
ポール・デスモンドはアルトサックスプレイヤーでデイブ・ブルーベックのバンドの花形プレイヤーして活躍しました。
当時のアルトサックスプレイヤーのほとんどがビ・バップの創始者チャーリー・パーカーの影響を受けていたといっても過言ではないのですが、彼は独自の路線を歩みました。
曲自体はCMでも良く流れていたのでご存知の方も多いと思います。
おすすめジャズ⑨ A列車で行こう
デューク・エリントン(ザ・ポピュラー・デューク・エリントン)
作曲者のデューク・エリントンはピアノ奏者でオーケストラのリーダーでもあります。
ジャズ史上屈指の人物で数々の名曲を世に送り出してますが、その中でも『A列車で行こう』はジャズスタンダートのド定番として有名な曲です。
こちらも『Bye Bye Blackbird』と同様にコード進行がシンプルなのでジャズを志す人達にとっても初期に演奏を練習することになることになります。
ジャズをあまり聴かない人も知っていて、且つジャズを志す人の初期の課題曲になる・・・。
まさにスタンダードの中のスタンダードですね。
おすすめジャズ⑩ 枯葉
キャノンボール・アダレイ(Somethin' Else)
枯葉もコード進行がシンプルなことから、ジャムセッションの初心者用の題材としてよく使われる曲です。
また数々のジャズプレイヤー達に演奏されてきた曲です。
もともとはフランスのシャンソンの曲だったようですね。こちらの曲をJAZZスタンダートに押し上げたのがキャノンボール・アダレイとマイルス・デイビスの演奏です。
ここでまたマイルスが登場しますね。さすが帝王(^^;)。
サムシングエルスというアルバムはキャノンボール・アダレイ名義で出されていますが実質リーダーはマイルスのようですね。
ここでも研ぎ澄まされた音色でクール演奏するマイルス。そしてそれとは裏腹にファンキーなアドリブを繰り広げるアダレイ。
ジャズ史上屈指の名演奏です。
まとめ
ジャズの名曲・・・。いや名演奏はたくさんありますが、今回はその中でもメジャー且つ初心者にも聴きやすいものをチョイスさせていただきました。
参考になれば幸いです(^^)
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