全羅南道(チョンラナムド)霊岩郡(ヨンアムグン)で、アヒルの鳥インフルエンザの発生が確認され、アヒルの飼育数が、隣接する羅州市(ナジュシ)とともに全国の半分近くを占める地域だけに影響が心配されています。
全羅南道が28日、明らかにしたところによりますと、霊岩郡始終面(シジョンミョン)の食用アヒル農場で、高病原性のH5N6型鳥インフルエンザが発生しました。
この農場は、今月22日、鳥インフルエンザが発生した羅州市潘南面(パンナンミョン)の農場から半径3キロ以内にあり、各農家から試料を採って検査したところ病気が確認されたということです。
また羅州市では、潘南面の農場と通りを挟んで向かいにある他のアヒル農場2か所も、鳥インフルエンザに感染していることが確認されました。
これで、ことし全羅南道で鳥インフルエンザが発生した農家は、羅州の8か所を含めて14か所になり、殺処分されたアヒルは、57農場の114万4000羽に達しています。
羅州と霊岩のアヒルは、全国の半分近い飼育数であることから、懸念がさらに高まっています。