ワシントン=峯村健司
2017年1月2日12時46分
ロシアが米大統領選を狙ったサイバー攻撃をしたとされる問題について、トランプ次期米大統領は12月31日、「ロシアではなく、他の誰かがやった可能性もある」と、南部フロリダ州パームビーチで記者団に対し語った。その上で「みんなが知らない情報を持っている」と述べ、数日中にその内容を公表する考えを明らかにした。
オバマ政権は同29日、大統領選でトランプ氏と戦ったクリントン民主党候補陣営に対しロシアがサイバー攻撃を仕掛けたとして、報復措置を発表。ロシア情報機関幹部4人を制裁対象とし、米駐在のロシア外交官ら35人を国外退去処分にした。トランプ氏はロシアの関与に懐疑的な見方を示した形だ。
またトランプ氏は、1月7~15日の中米訪問の際に米国に立ち寄る台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統と会談する可能性については「20日の就任式が終わるまでは誰とも会談しない」と否定した。ただ、就任後については「そのうち分かる」とし、態度を明らかにしなかった。トランプ氏は12月2日に蔡氏と電話会談をし、中国側は「一つの中国」原則に反するとして猛反発している。(ワシントン=峯村健司)
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朝日新聞国際報道部