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中国本土狙った詐欺集団 福岡県内に拠点か 県警、活動の台湾人らから任意で事情聴取
中国本土を狙った特殊詐欺集団が福岡県内を拠点に活動している疑いがあることが2日、捜査関係者への取材で分かった。県警は昨年12月、関係する複数の施設を捜索。ここで活動していた台湾人らから任意で事情を聴いている。
捜査関係者によると、施設では外国人がインターネット電話などを利用し、中国の居住者から現金を詐取していた可能性が浮上しているという。
ただ、日本での立件には被害者の特定が必要なため、県警は国際刑事警察機構(ICPO)を介し中国側と連携することを検討するとみられる。
海外から中国を狙った詐欺事件を巡っては、ケニアやマレーシアなどで活動していた台湾人が地元の警察当局に詐欺容疑で摘発されている。