シーナ・アイエンガ―教授 【選択の科学:ジャムの実験】
スーパーの入り口に試食用ジャム6個とジャム24個を置いて、お客の反応を見る実験を行います。
・6個置いたの場合
→40%が立ち寄り、30%が購入した。
・24個置いた場合
→60%が立ち寄ったにも関わらず
3%しか購入しなかった。
この実験からアイエンガ―教授は、選択肢が多い(複雑すぎる)と、人は次のような行動をとると言います。
①選択を先送りし、とりあえず現状維持をする。
②自分の判断に自信が持てなくなり、
利益に反する選択をする可能性が高くなる。
そこで、人生の選択において必要なのは、パレートの法則を理解し、自分の価値を高めるものに絞って選択すること、その際、情報に基づく直感を信じることだと言います。
※ パレートの法則(80:20の法則)
全体の大部分(80%)は、全体を構成する一部の要素(20%)が生み出しているという説。
プロフィール
1969年、カナダ・トロント生まれ。
現在コロンビア大学ビジネススクール教授。
両親はインドからの移民でシーク教徒。
アメリカに移住した3才の時、眼の病気を患い、高校に上がる頃には視力を失った。
シーク教徒の厳格な教義に従って育てられてきたが、アメリカの教育を受ける中で、「自分で選ぶこと」こそ、アメリカの力であると思い至り、「選択」を研究テーマにすることを思い立った。
この講義は、どんな環境にあっても、自分の選択によって道は切り開けると信じてきた彼女の人生の物語で、著書「選択の科学」(文藝春秋)を是非お読みください。
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