◆下水汚泥を石炭火力の混焼燃料に! 年間4900トンのCO2削減効果

先日、下水汚泥を石炭火力の混焼燃料に、年間4900トンのCO2削減効果、との記事が出てました。素晴らしい技術ですね。


-----

下水汚泥を石炭火力の混焼燃料に、年間4900トンのCO2削減効果
ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1612/22/news037.html


福岡件で下水処理場で発生する汚泥を活用した新しい事業計画がスタートした。下水汚泥を燃料化し、石炭火力発電所の混焼燃料として利用するというプロジェクトだ。バイオマス資源である下水汚泥を有効活用し、石炭の使用量を削減することで、CO2排出量の削減が見込める。下水汚泥を所有する福岡県は、燃料化した下水汚泥の売却で収益を得られるメリットもある。

全国の下水処理場で、処理工程で発生する下水汚泥をバイオマス資源として活用するプロジェクトが広がっている。下水汚泥は他のバイオマス資源と比較して安定的に確保しやすく、事業計画も策定しやすい。その活用方法としては、汚泥から発生するバイオガスを利用した発電事業や、バイオガスから取り出したメタンで水素製造などが挙げられる。

今回の3社と福岡県による事業では、下水汚泥を石炭火力発電所の混焼燃料として利用していくのが特徴だ。低温炭化燃料製造技術を利用し、脱水した下水汚泥を燃料化する。こうした燃料化に必要な設備の設計施工、維持管理、運営、販売までを一環して行う下水汚泥燃料化リサイクル事業である。

計画では2019年3月までに下水汚泥の燃料化施設を建設する。同時に特別目的会社を設立し、同年4月から、施設の運用および維持管理と、燃料の買い取りを開始する計画だ。計画では燃料の買い取り期間は20年間を想定している。下水処理場および下水汚泥の所有者である福岡県は、20年間にわたって売却収益を得られることになる。


-----