2017年1月2日22時19分
岡山県玉野市の山中で知人男性を包丁で刺し殺したとして、県警は2日、住所不詳、自称自営業の山口良太郎容疑者(32)を殺人の疑いで逮捕し発表した。「ささいなことから口論になって殺した」と容疑を認めているという。
県警によると、山口容疑者は1日午後3時50分ごろ、玉野市木目の常山の山中で、同県倉敷市児島小川3丁目の職業不詳神原麻玖(こうはらまく)さん(38)の背中などを包丁で複数回突き刺して殺害した疑いがある。
玉野市消防本部に1日午後3時50分過ぎ、「登山道で人を刺した。来てくれ」と男の声で119番通報があり、警察官らが常山の山頂近くで血を流して倒れている神原さんを発見。神原さんは同日午後9時半ごろ、病院で死亡が確認された。現場近くに神原さんの車と軽自動車があったため、県警は軽自動車の名義人の山口容疑者を捜し、2日昼すぎに倉敷市内で見つけ、逮捕した。
山口容疑者は事件後の行動について、県警の調べに「山で一晩過ごし、朝、タクシーで逃げた」と話しているという。
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朝日新聞社会部