先月31日にあった世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチで4度目の防衛に成功した同級王者、井岡一翔(井岡)が1日、大阪市内の所属ジムで一夜明けの記者会見を行った。スタンプ・キャットニワット(タイ)に七回TKO勝ちした一戦を「目指しているスタイルに近づいていると実感した。課題はディフェンス面。スピードとパワーをもっとつけたい」と自己評価した。
世界戦通算勝利数13は国内歴代最多の具志堅用高の14勝にあと1勝となり、「やるからには超えたいし、超えられると思う」と宣言。今後の目標として「フライ級で最強を証明したい。(他団体王者との)統一戦をやりたい」と掲げた。同席した父の一法・井岡ジム会長も「二回にダウンをしたが、一から修正し、精神力の強さを感じた。統一戦に向けて動くし、期待されるマッチメークをしたい」と応じた。【来住哲司】