野党4党 衆院選に向け候補者の一本化が焦点に

野党4党 衆院選に向け候補者の一本化が焦点に
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民進党や共産党など野党4党は、次の衆議院選挙に向け、小選挙区の候補者調整などについて協議を本格化させることにしていますが、競合している選挙区も多く、どこまで候補者の一本化を実現することができるのかが焦点となります。
民進党、共産党、自由党、社民党の野党4党は、先月26日、幹事長・書記局長が会談し、次の衆議院選挙に向け、小選挙区の候補者調整などについて各党の実務者による協議を始めることで一致しました。

こうした中、共産党が候補者の一本化にあたっては、各党が推薦し合うことにこだわらない考えを示したことを受けて、「相互推薦」に慎重な姿勢を示していた民進党も「従来よりハードルが低くなった」として、具体的な協議を急ぎたい考えです。

一方で、共産党は全国で15の小選挙区を、議席を獲得したいとする「必勝区」と位置づけ、各党に協力を求めていく方針ですが、このうち10選挙区では、民進党と社民党の現職議員や公認候補予定者と競合しています。

民進党の野田幹事長は、「他党が『必勝区』と言っても、うちが『重点区』と思っているところもある」と述べていて、候補者調整は難航することも予想され、野党4党で、どこまで小選挙区で候補者の一本化を実現し、自民・公明両党に対じする態勢を整えることができるのかが焦点となります。