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【鉄道ファン必見・新春版】「夢の超特急」世界で快走 ニッポン新幹線採用相次ぐ 中国「敵失」も有利に

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【鉄道ファン必見・新春版】
「夢の超特急」世界で快走 ニッポン新幹線採用相次ぐ 中国「敵失」も有利に

 今後も新幹線システムの浸透は進みそうだ。直近ではマレーシアの首都クアラルンプールとシンガポールの2国間を結ぶ高速鉄道計画について、両国が2026年の開業を目指し、今年後半に国際入札を行うことを決めた。東南アジア経済の要所に位置する総延長約350キロの受注競争は日本と中国の一騎打ちとみられる。マレーシアの政府関係者は「コスト面でもシステム面でも最良のものを選びたい」と話す。

 2011~13年平均で20兆6000億円とされる世界の鉄道需要は17~19年には2割増の24兆2000億円まで膨らむとされる。少子高齢化で国内市場が縮小する中、政府は鉄道をはじめとするインフラ輸出を成長戦略の柱と位置づけており、政府の後押しも追い風に、世界をまたにかけた新幹線の快走はこれからも続きそうだ。(経済本部 佐久間修志)

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