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【鉄道ファン必見・新春版】「夢の超特急」世界で快走 ニッポン新幹線採用相次ぐ 中国「敵失」も有利に

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【鉄道ファン必見・新春版】
「夢の超特急」世界で快走 ニッポン新幹線採用相次ぐ 中国「敵失」も有利に

 世界各国の高速鉄道計画で、日本の新幹線技術の採用が相次いでいる。安全性や定時運行、快適性を高次元で融合した総合力が、新興国を中心に高い品質を求める需要と合致。台湾を皮切りに米国、インドでも導入が決まったほか、昨年はタイでも閣僚間での覚書が交わされた。高速鉄道計画は今後もアジアを中心に大規模プロジェクトがめじろ押し。日本の高度経済成長を支えた「夢の超特急」は半世紀を経て、世界経済を牽引(けんいん)し始めている。

 「高速鉄道は夢のようなものだったが、それを日本が現実にしている」

 京都市で昨年11月、世界の主要な高速鉄道関係者約280人が出席したフォーラムで、マレーシア陸上公共交通委員会のサイド・ハミド・アルバ議長は日本の新幹線技術を手放しで褒めちぎった。主催した国際高速鉄道協会の宿利正史理事長は「議論は日本の新幹線の利点から、(新幹線の優位性を前提に)日本の経験を世界の変化にどう生かすかに移っていた」と隔世の感を口にする。

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