クラウドに載せられないサービスはなくなったか?
2016年はエンタープライズのパブリッククラウドへの移行が一段と進んだ年でもありました。一方で,
また,
- Walmart
- ビジネス上の競合であるAWS
(Amazon) は絶対に使わないが, Microsoft Azure, Rackspace, さらにはOpenStackを用いてマルチクラウド環境を構築, ブラックフライデーやクリスマスシーズンなどのキャパシティの急激な増加に多様なクラウド環境で対応する - Evernote
- サービスローンチ以来,
すべて自社データセンターでサービスを提供しており, パブリッククラウドはいっさい使わない。その理由は 「Evernoteをパブリッククラウドで運用すると4倍以上のコストがかかるから」 (EvernoteのVP) - しかし2016年9月にこれまでの方針を変更し,
Google Cloud Platformへの移行を新たに発表している - Dropbox
- もともとAWS上でファイル共有サービスを展開していたが,
2016年にプライベートクラウドに移行したと発表, 理由は 「コスト削減」 のため - Apple
- プライベートクラウド上でコンピュートサービスやエナジーサービスを運用する一方で,
AWS, Azure, GCPといったメガクラウドもオプションとして利用するマルチ&ハイブリッド環境を構築 - Netflix
- AWSをいちはやく導入し,
ビジネスを大きく成長させたが, 現在はAWSのほかにGoogle Cloud Platformも併用, 顧客データやレコメンデーションエンジン, トランスコーディングといった用途にマルチクラウド環境を構築, 一方でDVDビジネスやストリーミングCDNといったワークロードはプライベートクラウド環境を別に構築して稼働中
AWSの成長を初期から支えたNetflixだが,
(2016年11月にサンフランシスコで行われた
これらの事例で興味深いのは,
ここでハイブリッドクラウドに関する2016年の大きな話題をひとつあげておきます。2016年9月,
AWSとVMwareの提携はクラウド業界に大きなインパクトを与えた。re:InventにはVMwareのパット・
すべてのワークロードをクラウドに載せられると公言していたAWSが,
2017年のクラウドをめぐるキーワード
その他,
コンテナ
2016年はコンテナの活用が進み,
サーバレス
AWS re:Invent 2016ではサーバレスアーキテクチャと呼ばれるLambda関連の発表が非常に目立ちましたが,
OpenStack
ハイブリッドクラウドやマルチクラウドの流れが鮮明になるにしたがい,
OpenStackは半年に1回という速いペースでアップデートが進むため,
DevOps
AWS re:InventではAWSのアンディ・
2016年はクラウドの多様化がこれまでになく進んだ1年だったと思います。2017年はその傾向がさらに進むものの,