NY 1910年代に計画の地下鉄 ようやく開通へ

NY 1910年代に計画の地下鉄 ようやく開通へ
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アメリカのニューヨークで、およそ100年前に計画され、財政難から工事が止まり完成が遅れていた地下鉄の新しい路線が、日本時間の2日未明に開通することになり、記念のイベントが開かれました。
ニューヨークのマンハッタンでは、1910年代から東側を通る新たな地下鉄の路線を建設する計画が立てられ、40年以上前に建設が始まってからも、財政難から工事が止まってきました。

ニューヨークの人たちからは完成しないのではないかという声も出ていましたが、ここ数年、急ピッチで工事が進められ、1日正午(日本時間2日午前2時)に開通します。

これを前に31日、新しい駅で記念のイベントが開かれ、バンドの演奏で開通を祝ったあと、ニューヨーク州のクオモ知事など関係者が車両に乗り込み、乗り心地を確かめました。

今回開通する路線は、マンハッタン中心部にあるセントラルパークの東側の3キロ余り、4駅の区間で、ニューヨークではおよそ50年ぶりの新路線となり、日本の川崎重工業の車両が導入されています。

路線はさらに南北に延伸される計画ですが、予算が十分に確保されるのか懸念も出ています。

イベントに参加した男性の1人は「最初の列車に乗れて本当にうれしいです。私の先祖もさぞ喜んでいると思います」と話していました。