整形外科も除隊間近の兵長たちを新たな顧客として確保するため、手術代割引などさまざまなマーケティングを展開している。ソウル市江南区にある有名整形外科ホームページの相談掲示板には、除隊間近の休暇を控える兵長たちが書き込んだ質問が次々とアップされている。地方で兵役に就いている兵士のため電話やインターネット、写真相談などにより手術できるかどうかを判断し、見積もってくれる病院もある。ある整形外科院長は「除隊間近の兵長たちは月に10人前後来る。主に二重まぶたや隆鼻術、毛髪移植手術などを受ける」と言った。
除隊間近の休暇を利用して眼科に行く人もいる。レーシックなどのレーザー視力矯正手術を受けるためだ。国防日報など兵士たちがよく目にするメディアに割引広告を載せている眼科もある。
軍当局は、除隊間近の整形について「兵役に支障を与えない範囲で個人的に判断する問題」とし、特に規制しないという考えだ。国防部関係者は「軍人服務基本法に整形手術を制限する条項は特になく、訓練に支障を与えるほど深刻な整形手術はほとんどない。兵士たちの整形手術は事実上、許可されていると見なすことができる」と述べた。