2016年の経済予想 生涯、ワーキングプアとして生きていくかの選択
若者たちはアルバイトや派遣でのその日暮らしに、それなりに満足し始めているようにさえ見えます。孫を持つ日本のじいさん、ばあさんは、この見せかけの平和が続くと思い込んでいます。誰も自分の孫に先人としての責任を取ろうとは思っていないのです。
新生東芝アクションプランとは、50歳代をメイン・ターゲットにしたコーポレート部門における 早期退職優遇制度等の人員対策のことです。言い換えれば、株主利益を守るためのリストラ制度です。奉仕するのは、海の向こうのウォール街の人々です。国境なき資本家たちは、日本人だからといって、企業に安住することを許さないのです。これがグローバリズムの姿なのです。
「退職金の割り増しをもらって、次なる新天地で、培ったキャリアを思う存分発揮できる」。残念ながら、2016年から数年間(1929年と比較すると約140週)は次の就職先などありません。自分で起業でもしない限り、後は生涯、派遣社員しかありません。2015年は派遣社員や契約社員など非正規社員が日本人の半分近くになりました。事実上の退職勧告を実施しているのは東芝だけではありません。
・ソニー、モバイル分野で2015年度末までに2100人の人員削減
・セガサミーホールディングス、300人の人員削減
・日本コロムビア、リストラの一環で全従業員の約3割の人員整理を実施
・カドカワ(旧KADOKAWA・DWANGO)、232人を削減
・損保ジャパン日本興亜ホールディングス、200人の人員削減
・ニッセンホールディングス、120人の人員削減を実施
・日本たばこ産業(JT)、1754人の人員削減・シャープ、3234人の人員削減・ルネサス エレクトロニクス、2300人の人員削減
・ワールド、453人の人員削減
これは、氷山の一角に過ぎません。現時点で、株式上場企業で、これだけの人員削減がすでに実施されているのです。もちろん大手マスコミはいっさい取り上げません。2016年は、この数倍の数の企業がリストラ計画を発表するはずです。これで、大企業が内部留保にせっせと精を出している理由が、現実的な問題として少しは受け止められるようになったでしょうか。そう、大企業は世界恐慌に備えているのです。
少し補足しておきましょう。2016年からは、自分で起業でもしない限り、後は生涯、派遣社員の可能性が高い、日本人サラリーマンにとっては恐ろしいことなりそうです。これからは、早期退職でもらった割り増し退職金で急に気が大きくなって甘い計画の下で起業でもしようものなら、ほぼ失敗します。今の時代は、起業して1年以内に10人中7人が没落していきます。3年後には10人中9人、10年後も健全に経営できているのは100人に1人だけでしょう。
さて、私たちAtlasマンツーマン英会話の成功とは、無借金で日々、運営されているアトラス株式会社のような状態のことです。どこかの企業のように表面的には飲めや歌えや、で華やかに振舞っていても、内情は火の車。見かけとは裏腹に、多くの経営者の実態は、そんなものです。
ただし、突然、夜逃げなどという人は問題外の外です。それでも、温室育ちの日本人サラリーマンは、ついつい甘い誘惑に駆られて起業してしまうのです。結局、本人が辛酸をなめなければわからないということになるのですが、それが、本人が乗り越えられる程度の痛みであることを祈りたいと思います。
「今日からワーキングプアになった底辺労働にあえぐ34人の素顔」という本があります。1時間程度で読むことができます。深刻でインパクトがある本です。また、2012年末に出版された「10年後に食える仕事食えない仕事」と「2022 これから10年活躍できる人の条件」という本も読むべきでしょう。出版後4年が経とうとしていますが、すでに半分は予想通りに進んでいるように思います。
小泉純一郎の「なんでも民営化」では、自殺者が急増しました。安倍晋三の政権下では、今後それが倍加する予感が強くなっています。自殺も、もちろんですが、むしろ、精神病の急増という形となっていくでしょう。日本人の心は、さらに酷薄になっています。皆さんは助け合うことができるのでしょうか?
アトラス株式会社 Webマーケティング事業部 人事部
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