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【サッカー】

槙野、金崎とのバトル熱望 きょうCS決勝第2戦

2016年12月3日 紙面から

CS決勝第2戦へ、ミニゲームで汗を流す浦和・槙野(中央)=さいたま市内で(佐々木彰尚撮影)

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 J1のチャンピオンシップ(CS)決勝は3日、ホームアンドアウェー方式の第2戦が浦和(年間1位)のホーム・埼玉スタジアムで行われ、年間王者が決まる。浦和はアウェーの第1戦で鹿島(年間3位)に1−0で勝利しており、第2戦は引き分け以上で無条件、負けても0−1なら年間勝ち点上位を勝者とするルールで優勝が決まる。鹿島は2得点以上で勝つとアウェーゴール数で上回り優勝となる。試合前日の2日、浦和の日本代表DF槙野智章(29)は、左足首痛の鹿島FW金崎夢生(27)との対戦を熱望。完全勝利で10年ぶりチャンピオンの座をつかむ。

 金崎出てこいやー。浦和のDF槙野はエースつぶしに闘志を燃やした。約1時間の練習を終えた後、第1戦で左足首を負傷した金崎との対戦について問われると言葉に熱が帯びた。

 「(金崎は)出ますね。出てほしい。多少のけががあっても出たいと思うもの。対戦は楽しみだし、真剣勝負で熱い戦いをしたい願望がある」

 第1戦でもガチンコ勝負の場面が何度もあった。日本代表のハリルホジッチ監督が求める「デュエル(決闘)」。指揮官が視察に訪れる決戦で、1年間鍛えてきたデュエルを披露するためにも好敵手は必要となる。槙野の目の奥は燃え盛っていた。

 リーグ戦は年間1位を勝ち取り、3位の鹿島とは勝ち点15差。年間最多タイとなる勝ち点74、クラブ最多となる年間23勝、クラブ最少タイとなる28失点と数々の記録を樹立した。だが、鹿島に逆転を許せばすべては泡と消え、「勝負弱い浦和」の記憶だけが残る。

 槙野は言う。「ルヴァン杯を取ったことで、厳しい状況でも我慢強さが付いてきた」。耐え忍ぶことも覚えた。8月27日の神戸戦で1−2で敗れて以来、公式戦は14戦連続無敗(PK戦は引き分けとする)。報道陣の「神ってる?」の問い掛けに、「神ってます」とにやり。ホームで勝利をもぎ取り、10年ぶりの王座に就く。(占部哲也)

 

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