上原、レッドソックス退団　６球団が獲得に強い関心

　【ナショナルハーバー（米メリーランド州）穐村賢】レッドソックスは６日、チームからＦＡとなっている上原浩治投手（４１）と再契約しない方針を明らかにした。

　８回を任せられる救援投手（セットアッパー）を探していたレ軍はこの日、今季１３セーブを挙げた右腕タイラー・ソーンバーグ（２８）をブルワーズからトレードで獲得。これを受け、レ軍のドンブロウスキー編成本部長は「（上原サイドに）オファーは出したが、もう少し時間が欲しいということだった（ので断念）。これまでのチームへの貢献を感謝している」と４１歳右腕との再契約交渉の打ち切りを表明した。

　４年間在籍したレ軍からの退団が決定的となる一方で、上原争奪戦は熱を帯びてきている。上原のピーパー代理人は「少なくとも６球団が強い関心を示している。彼を必要とするチームはもちろんあるし、これから動きがあると思う」と日本球界への復帰を否定。ベテラン右腕の新天地探しに自信を見せた。

　複数の米メディアも上原の移籍先を予想。チャプマン（カブスからＦＡ）、ジャンセン（ドジャースからＦＡ）という大物ＦＡ投手の行き先次第としながらも、イチローの所属するマーリンズなども候補に挙げた。