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【大リーグ】

米球界「大谷に特例設けない」 25歳未満の国際FAルールを厳格適用

2016年12月8日 紙面から

 大谷のメジャー挑戦に焦点を当てたコストカットだったのか。米放送局FOXスポーツ(電子版)のローゼンタール記者は6日、「大リーグ首脳陣が国際スカウト部長らと会談し、きっぱりと『大谷に特例は設けない』と伝えた。ということは、日本ハムの大谷翔平投手(22)が来オフに入札制度(ポスティング)を利用して米球界入りした場合も、25歳未満の国際FAとして厳格な契約上限額が適用される」とツイートした。

 大リーグと選手会が合意に達した新労使協定によれば、25歳未満の国際FAがメジャー球団と契約する際は、総額が600万ドル(6億8400万円)前後に抑えられる。本来ならば総額3億ドル(342億円)もあり得ると伝えられる大谷の(年俸含む)契約額は、実に50分の1まで目減りすることになる。

 米放送局NBCスポーツ(電子版)は「大リーグが冷や水をぶっかけた。首脳陣は野球の国際化を実現したいと口では言いながら、そのために金は払いたくないというわけだ」と痛烈に批判。米ヤフースポーツも「『大リーグでどれほどやれるのか』と見たがっているファンにとって大きな失望だ。大谷のメジャー挑戦は大リーグにとっても望ましいこと。首脳陣はそのことをじっくり考えてほしい」と訴えた。

 

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