■国政介入:本紙の報道姿勢に多数の読者から批判の声(3/3)
-1937年生まれの高齢者だ。年を取ると保守的な考えを持たざるを得なくなった。朴大統領は確かに過ちを犯した。しかし街中の庶民の世論に左右され、国が分別や方向性を失ってはならない。朴大統領は年金改革など優れた政策も実行してきた。過ちは責められるべきだが功績も評価すべきだ。
-朝鮮日報の論調が好きで数十年にわたり愛読してきたし、子供たちにも読ませてきたが最近はやめた。最近は朝鮮日報を読むとあまりにもつらくなって涙が出てくる。宋煕永(ソン・ヒヨン)元主筆問題への復讐(ふくしゅう)でもしたいのか。朴大統領が側近の影響を受けて今の状況に追い込まれたことは否定しないが、朝鮮日報もこのままではいけない。公正な観点から報じる国民の新聞になってほしい。
-最も影響力があり多くの読者を持つ朝鮮日報が、最近は他のメディアと同じくあまりにも偏向した記事ばかり出している。TV朝鮮もそうだ。誰もが「大韓民国を代表するメディアとされる朝鮮日報、中央日報、東亜日報が公正さを失い、無差別的な報道で世論を間違った方向へと導いている」と指摘している。大韓民国最高のメディアとして国民の知る権利を守り、そして正しい報道によって国を安定させ、発展を後押しする責任を果たしてほしい。
-朴大統領が取り返しのつかない大罪を犯したかのように報じられているが、国民は意外とそう考えていない。社説や論説はたまに良いと感じるが、とにかく朝鮮日報はぶれないでほしい。
-朝鮮日報は世論を全く反映していない。オピニオンリーダーになれないのなら、オピニオンフォロワーくらいにはなってほしい。
-新聞は国民の上に存在するとは考えるのではなく、国民と共にあると考え、正確な記事を書いてほしい。
-済州島に住んでいる。40年にわたり朝鮮日報を愛読してきたが、もう読みたくなくなった。三流週刊誌のような記事は見たくない。朝鮮日報は朴槿恵政権誕生を強く後押しした。その朝鮮日報が朴槿恵政権による国政の乱れに怒りを示すのはもちろん理解できるし、私も怒りを感じ失望した。しかし過去の政権も同じような失敗をしてきたはずだ。朴大統領は功績も多い。平常心を取り戻し国の百年の大計を考える知恵を取り戻してほしい。
-朝鮮日報はこれまで正論を訴える新聞として社会に必要な知恵を伝え、国が困難な状況にある時もぶれなかったと思う。ところが最近は偏向し、扇動的になり、感情的になった。捜査によって朴大統領が崔順実の共犯とされてはいるが、まだ結論は出ていないので、言葉の選択や論調にはもっと慎重になってほしい。
-50年近く愛し続けた朝鮮日報、そしてTV朝鮮に大きく失望している。朝鮮日報はこれまで多くの試練に耐え、民族のプライドと国の安寧、そして名誉を守りながら今日に至った。ところが今回は公正さが命である言論の基本的な使命を忘れ去ってしまった。しかし問題はあっても信頼は持ち続けたい。今後もその選択に後悔しないですむような、われわれの新聞であり続けてほしい。